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食べると風邪をひかなくなる団子?〜小菅村冬の風物詩 お松焼き〜

2018/02/15ライター:佐藤葵

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冬になり、冷え込む日々が続いている小菅村です。

標高も600m以上と高く、四方を山に囲まれているのでとても寒いです。

朝も日が当たるまで結露が凍ってしまい、窓が開かないなんてこともしばしば。

玄関のドアも凍ります・・・。

 

そんな寒―い小菅村ですが、年が明けると寒さを吹き飛ばすイベントが行われます。

 

今回は、そんな熱いイベント「お松焼き」を紹介します。

 

お松焼きとは

 

お松焼きとはお正月の松飾りやしめ縄を17日に集め、「お松」と呼ばれるやぐらを建てて小正月頃に燃やす火祭り行事です。全国的にも「どんど焼き」や「どんどん焼き」などと呼ばれていて沢山の地域で行われているものです。


役目を終えた松飾り



小菅村でも村内8つの地区それぞれで「お松」を建て、お松焼きを行います。

しかもその火で焼いた「お団子」を食べると風邪を引かないと言われています。

 

当日はお団子を持って地区の方々が集まってきて、正月初めの大切な行事を行います。


モチモチのお団子。これを焼いて食べます。



昔はお松焼きの松飾りを集めたり、お松作りも中学生以下の子どもたちだけで行ったようですが、今では小菅村も子どもが少なくなってきているので大人たちも手伝いながら作っています。

 

お松引きとお松作り

 

お松作りの日、子供たちは朝から近所のおうちの玄関先に出してあるお松飾りを集めながらやってきます。近所に子どもがおらず回収されない飾りは、大人が軽トラで集めてまわります。

年末に作ったやぐらの骨組みの中に、落ち葉などを詰めた後、外側をお松飾りで覆います。


近くの竹やぶから竹を取ってきて作ります。



落ち葉をぎゅうぎゅうに詰めて松で覆って、このあと正月飾りをまわりに飾りつけます。

昔はこの作業を子どもたちだけでやっていたのかと思うと、昔の子どもたちはすごいなぁと感心します。

手伝っている大人(小菅出身の男の人たち)は毎年の事なのでテキパキしていてどんどん出来上がってきます。

子どもたちも落ち葉をせっせと運び、楽しそうに飾りつけています。

こうやって作りかたを徐々に覚えていくんですね。

 

正月飾りやダルマなどがたくさんあると、華やかでとても素敵です。

村内各地区のお松も見てきましたが、どれも大きく立派でした。

しめ縄などの飾り方にも地区よってこだわりがあるようで見ていても楽しいです。


小永田地区のお松です。てっぺんにダルマがいいですね。



 


こうして完成です。

中組地区のお松です。



お団子作り

 

お松焼きで焼くお団子は、前日の夜か当日に作ります。

早く作ってしまうと硬くなってしまうからです。

作り方は簡単で、団子粉に少しづつぬるま湯を入れてかたさを確認しながら混ぜていきます。

耳たぶくらいのかたさになったら、丸めて茹でて出来上がり。


子どもの希望で食紅で色付けしてピンクにしてみました。

針金をとおします。

アルミホイルで包みます。



あとは長い棒にくくりつけて火の中に放り込むだけです。

長い棒にくくりつける理由は、焼けた後取り出しやすくするためです。

 

いよいよお松焼き!地域の方々との語らいの時間です。

お松に火をつけると勢いよく燃え上がっていきます。

もちろん火の粉が飛んで火事にならないよう地元の消防団が消火栓を開けて待機しています。

 

その火をゆったりと眺めながら、集まった方々とお話をします。

天気の事、畑の事、子どもの事、お孫さんの事など。

話はつきません。

お年寄りから昔の小菅の様子を聞くことができる貴重な場でもあります。

炎か落ち着いてきたところで、お団子を火の中にいれます。

サツマイモを入れたら美味しい焼き芋もできます。

しばらくたって焼けたら頂きます。


ほどよく焦げ目もついて美味しそう!



白沢地区ではお団子の焼き方がユニークでした。

リョウブの木の枝の先にお団子を指して焼くそうです。

団子の木のようで可愛いです。


みんなで火を囲んで楽しそうです。



お団子にも雑穀を混ぜたりと各家庭でオリジナリティがあるので、おすそ分けを頂いて作り方を教えてもらったり、楽しい時間です。

終わる頃にはお腹いっぱいです。

 

お団子をたくさん食べたので、今年も元気に過ごせそうです。

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佐藤葵

小菅にお嫁に来て10年弱。冬の寒さにも慣れました。小菅の自然に癒されリラックスした日々を送っているのんびり主婦です。

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