
2021/9/2
ライター:
青栁やすは

真っ赤な色で食べやすいサイズをした、可愛らしいフルーツのイチゴ。
甘酸っぱく、イチゴが好きな人は多いのではないでしょうか?
日本にはたくさんのイチゴの品種があり、世界の品種の半分以上が日本のものなんだとか。
日本で人気のフルーツ、イチゴ。
甘酸っぱくておいしいですよね。
スーパーで売られているフルーツとは違って、野山にも色々な種類の野イチゴがあります。
子どもの時、野イチゴを食べた経験はありませんか?
小菅村にも野イチゴが何種類かあります。
そんな小菅村で見られる、可愛らしい野イチゴ5 種+ベリー2種類を食べてみました!
独自の味の感想とともに、ご紹介します。

道端や日当たりのいい斜面に生えていることが多いので、日本中で見かけることのできる種類の野イチゴです。
果実は甘酸っぱく、酸味を強く感じます。
小さい果肉には、存在感のある種が入っています。

甘さ★ 酸っぱさ★★★ 種のつぶつぶ★★
実のなる季節:5~7月
実の大きさ:直径約1㎝

熟すと果肉 が黄~オレンジ色になるモミジイチゴ。
特徴的な色なので、見分けやすいです。

モミジと名前につくのは、モミジのようなギザギザした葉っぱだからです。
秋から冬になると、モミジイチゴの葉は紅葉して色づきます。
味は酸味が少なく、とっても甘くて美味しいです。
野イチゴの中でも、特に上品で美味しいと言われています。
甘さ★★★ 酸っぱさ★ おいしさ★★★
実のなる季節:6月
実の大きさ:直径1~1.5㎝

ナワシロイチゴやモミジイチゴに比べると、一回りほど大きな実のクマイチゴ。
茎も1~2mと、人よりも高くなります。
樹形が大きいので、たくさんイチゴが採れます。

味は、甘さより酸っぱさの方が強く感じ、ほんのり苦味があります。
ナワシロイチゴほどではありませんが、食べると種のつぶつぶを感じます。

木を見つけるとたくさん採れるので、満足感があります。
甘さ★★ 酸っぱさ★★★ にがみ★ 満足感★★★
実のなる季節:6月
実の大きさ:直径約2~2.5㎝

名前の通り、直径4cmほどの白いバラのような、可憐な花を咲かせます。
(野イチゴもイチゴも、バラ科になります。)
花が大きいので、実も大きいです。

今まで紹介した野イチゴの丸っぽい実の形と違い、細長くて少しつぶれたようなへんぺいな形の実が特徴です。
小菅村ではホウロクイチゴ と呼ぶおばぁもいますが、ホウロクイチゴという名前のイチゴは別にあります。

味は酸っぱくなく、かといって甘さもほんのりです。
他の野イチゴと比べると味が薄く感じてしまいます。
茎の高さが20cmほどと小さく、見つけることが難しいので、この大きな実を見つけられると嬉しくなります。
他の野イチゴと同様にトゲがあり 、足元に伸びる茎が見にくいので特に注意が必要です。
甘さ★★ 酸っぱさ★ 見つけた時の喜び★★★
実のなる季節:8月
実の大きさ:全長約4㎝

ヘビという名前から、毒があると思われがちなヘビイチゴ。
実は毒はないので食べることが出来ます。
しかし甘くもすっぱくもなく、食べても美味しくはありません。

そんな誤解されやすい名前の由来は、湿った草地や畦道などヘビのいそうなところに生えているからとか。
小菅村では焼酎に漬けて、虫刺され薬として活用されます。
美味しさ☆ 虫刺されに活躍★★★
実のなる季節:5~8月
実の大きさ:直径1~1.5㎝
ここまでの5種類のイチゴは、バラ科でトゲがあります。
イチゴを採る際には注意が必要です。

ここからはイチゴ(ストロベリー )の仲間、ベリーと名前に付くものを紹介します。
ベリーとは、食べられる小さな果実の通称だそうです。
野イチゴ(バラ科)の他、ブルーベリー(ツツジ科)やグミ(グミ科)、さくらんぼ(バラ科)など、たくさんの種類があります。
葉っぱがお蚕(かいこ)のエサとなるクワ。
昔、養蚕が行われていた小菅村には、何本かクワの木が残っています。

実はマルベリーと呼ばれて、とっても甘く酸味はなく、クセのない味です。
小さな実ですが、木にいっぱいなります。
人間が食べても美味しいので、猿や鳥などの小動物ももちろん食べに来ます。

沢山取れるので、ジャムや果実酒に活用されたりもします。
甘さ★★★ 酸っぱさ☆ 野生動物との競争★★★
実のなる季節:6月
実の大きさ:全長約1㎝
樹皮が和紙の原料に使われるコウゾ。
名前にペーパーが付いている理由です。

4~5月頃には花が見られますが、とっても独特。
赤くて毛が伸びているのが雌花、白い小さな花っぽいのが雄花です。
食べられる果実になるのは、雌花の方です。

味はとても甘いのですが、少し青臭い香りがします。
酸味はなく、味はイチジクに似ていると思います。
少しクセがあるので、好みが分かれます。
甘さ★★★ 美味しいと感じる個人差★★
実のなる季節:6月
実の大きさ:直径約1.5㎝
野イチゴに毒がある種類はないそうです。
とはいえ、イチゴの容姿と明らかに違う果実には注意が必要です。
またイチゴを見つけたからといって、私有地に入り込み、無断で収穫しないよう注意しましょう!

小菅村以外でも、意外と身近に野イチゴはあります。
ぜひ身の回りの自然をよく観察してみてはいかがでしょう?

青栁やすは
愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら
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