
2017/9/13
ライター:
青栁やすは

もわっと暑い、日本の夏。
暑さで、食欲が落ち、夏バテしませんでしたか?
そんな日本と同じ、温暖湿潤気候で育つ梅(うめ)。
寒さにも強い梅は、小菅村でもよく見かけます。
梅のすっぱさの素となるクエン酸。
クエン酸には、夏バテを解消する疲労回復や、食中毒を防ぐ殺菌効果があると言われています。
暑い季節に、ぜひ食べたい食材ですね!

梅といえば、すっぱい梅干しを思いがちではないでしょうか?
そこで、小菅のお母さん30人に、梅をどう加工しているのか教えてもらいました!
ここからは、ランキング形式で「梅の活用方法」を紹介していきます。

ダントツの1位は、22票の梅干し。
塩をきかせて常温で保存できるので、多くの家で作られています。
梅干しは名前の通り、塩漬けした梅を天日に「干し」、余分な水分をとばして保存します。
梅が漬かっていた液体「梅酢(うめず)」は、別に活用します。
というのが、一般的な梅干し。
しかし小菅の多くの家では、せっかく干した梅干しを梅酢に戻すそうです!
せっかく干したのに、戻しちゃうの?!と、聞いてビックリ。
こうすることで梅がいつまでもやわらかく食べられ、味に深みが出るそうです。

そんな梅干しのアレンジ料理まで、お母さんは丁寧に教えてくれました!
ご飯に、梅干し・ちりめんじゃこ・青シソ・白ごまを混ぜると美味しいそう。
ちりめんじゃこの代わりにしらすで作ってみましたが、梅干しと青シソでご飯がすすみます!

「うちじゃあ、梅干し・味噌・はちみつを混ぜて、きゅうりと食べるの。」と、つねこさん。
ころんとした形が特徴の、小菅在来のきゅうりと一緒に。
子どもの手が伸びてきました(笑)

梅干しの副産物である梅酢。
塩と赤シソが入っているので、野菜を漬ければ「しば漬け風」の漬物が簡単にできるそう。
「どんな野菜でも合うし、今ならきゅうり・らっきょう・みょうがもいいよ。」と、さとこさん。

夏のお茶うけによく出てくる、甘漬けは12票。
梅を塩水に漬けた後、砂糖に漬けて作られます。
青梅のきれいな色で、パリパリの食感と、程よい甘さがお茶に合います。
(赤シソを入れて、赤色の甘漬けにする家庭も。)
パリパリの食感のポイントは、甘漬けを冷蔵庫に入れておくことだそう。
そのため梅の時期は、冷蔵庫を大量の梅が占領する家庭も!
たくさん梅が手に入る、小菅ならではですね。

続いて多かったのが10票の梅酒。
ブランデーやワインに漬けたり、砂糖を黒糖にしたりする家もあるそう。
梅とお酒と砂糖を漬けるだけででき、保存も効くという手軽さがある上、工夫次第で違った味わいが楽しめそうですね!

水や炭酸で割って、ジュースにできる梅シロップは5票。
梅酒と同様、梅と砂糖を漬けておき、2~3週間して梅からエキスが出たら完成です。
手間はかからないけど、完成するまでに時間がかかります。
シロップができるまで、楽しみにしながら待つもの…と思いきや、たった1日で作る裏ワザを教わりました!

そう。裏ワザでは炊飯器を使います!
梅1kg・氷砂糖1kgを炊飯器に入れ、保温にします。
10時間くらいしたら1度中身をかきまぜ、15~20時間して氷砂糖が溶けたら完成です。
(5合炊きの炊飯器で、作れる分量です。)
時短レシピなので、香りが良く、さっぱりした味わいです。
時間をかけて作るシロップとは、また違った味わいが楽しめます。

その他には、甘酢漬け・甘露煮・ジャム・梅みそ・梅肉エキスが各1票でした。
梅肉エキスとは、梅のしぼり汁を真っ黒になるまで煮詰めたもので、強い殺菌効果があり胃腸の不調に効くそう。
梅はおやつに食事に薬に…と、色々と活用できるんですね。

道の駅こすげの物産館にも、色々な梅商品がありました。
気になった方は、ぜひ小菅村の梅を食べてみてくださいね。

青栁やすは
愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら
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