田舎での新しい働き方!小菅村のテレワーク実践者にインタビュー!
2021/02/12 ライター:yamashi
最近、田舎への移住が注目されています。
小菅村にも移住者が増え、様々な働き方をしながら田舎暮らしを楽しんでいる人たちがいます。
今回取材させていただいたのは、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、小菅村でテレワークを実践しているゲームプランナーのMさんです。
Mさんの小菅村での働き方や暮らしなどについて教えてもらいました。
田舎での働き方を考えている方にも参考になるお話が聞けましたので、最後までお楽しみください。
小菅村でテレワークを始めたきっかけは?
-どんなお仕事をしているんですか?
ゲームが大好きで、ゲームの制作に関わる仕事をしています。
オンラインゲームやゲームセンターにあるUFOキャッチャーなどを作っている会社で、私は主にRPG(ロールプレイングゲーム)の制作に関わっています。
私の仕事は新しいゲームを企画立案することで、自分の頭の中で作りたいゲームの形を固めてプログラマーさんに依頼します。
自分で考えたゲームをユーザーさんに楽しんでもらっていることを知ると嬉しいですし、やりがいを感じますね。
-小菅村に来る前はどこに住んでいたのですか?
東京都の葛西に住んでいました。
その前は秋田の公立美術大学に通っていたのですが、卒業後に上京しました。
-小菅村に来たきっかけはなんですか?
一番のきっかけはコロナウイルスですね。
2020年3月くらいから会社への出勤が制限され始め、4月に入ってからはできるだけ会社に来ないようにと通達がありました。
その頃に会社で使用していたパソコンを家に送り、自分のデスクを会社から家へと移しました。
そこで、どうせ都内の家で仕事をするのだったら、空気の美味しい自然の中で仕事がしたいと考えるようになり、小菅村に来ることを決めました。
たまたま小菅村に知り合いがいたので、これもなにかの縁だと思っています。
小菅村での暮らしや仕事環境は?
-小菅村に来てどうですか?
私の両親は北海道と宮城県の出身なんですが、結婚して岩手県の田舎に引っ越したんです。
その当時は地元の風習やしきたりの影響で、よそ者は受け入れないという雰囲気がかなり強かったと聞いたので、小菅村もそのイメージでした。
しかし実際来てみると、裏のおじいちゃんが野菜をくれたりBBQに誘ってくれたり、外から来た自分を受け入れてくれる環境なので、ありがたく感じています。
そして近所にかわいいお友達もできたので、とても癒やされています。
-小菅村で仕事をする中で、やりやすいことや良かったことは?
反対に、不便に思ったことはなんですか?
仕事自体はパソコンがあればどこでもできる仕事なので、小菅村でも都内でもやることは変わりません。
しかし、都内と違って気軽に気分転換ができることが最大のメリットだと思っています。
会社では仕事柄、機密性が高く、閉鎖された空間でした。
小菅村では川や山に囲まれているので、少し近所を散歩するだけでも気分転換になり、頭をリフレッシュさせて仕事に臨むことができます。
逆に、不便なことは気軽に外食に行けないことです。
料理を作るのが億劫な時に、食べに行く場所が少ないことに不便さを感じています。
-普段(仕事の日や休日も含めて)はどんな1日を過ごしていますか?
仕事自体は、フレックスタイム制で1日7時間半仕事をすればよいというきまりなので、空いた時間は近所に散歩に出かけたりしています。
少し前は、大学時代の友人が小菅村に遊びに来てくれたので、一緒に「フォレストアドベンチャー・こすげ」に行って自然を満喫しました。
職場のみんなとも仲が良く、仕事終わりにオンライン飲み会をすることもあります。
今は会議もZOOMを使って行っているのですが、気楽に「これってどう思いますか?」など、隣にいれば聞きやすいこともなかなか聞くことができないので、コミュニケーションは常に取るように心がけています。
-小菅村にきて印象に残っている出来事はありますか?
近所の川で子どもたちと一緒に遊んだことがすごく楽しかったです。
隣に住んでいる奥さんが、子どもが集まる場などに連れて行ってくれるんです。
村の子どもたちと遊ぶ経験は仕事にも活きています。
仕事では子どもに楽しんでもらえるようなゲームを作っているので、子どもの目線になって遊んでいると「2歳児はここまで理解するのか」「こんなことが楽しいんだ」など、いろいろな発見があって面白いですよ。
東京で一人暮らしをしていた時は、こうやって子どもと遊ぶ機会もほとんどなかったですからね。
小菅村でテレワークをしてみて、どうですか?
-これからもテレワーク続けていきたいと思いますか?
続けていきたいと思っています。
今回はコロナの影響でテレワークをする流れになりましたが、会社としても「テレワークで問題ないね」という話になっています。
会社が推奨し続けてくれる限りは、小菅村でテレワークを続けていきたいと思っています。
-どんな人にテレワークをおすすめしたいですか?
孤独を感じやすい人や、寂しがり屋の人にはおすすめかもしれません。
というのも、小菅村は周りの人がとても良くしてくれ、いろいろな人が訪ねて来てくれます。
(野菜を持ってきてくれたり畑に誘ってくれたり。)
逆に、あまり周りから干渉されたくないタイプの人は、億劫に感じてしまうかもしれないですね。
さいごに
今回は都内から小菅村へ来て、テレワークを行っているゲームプランナーのMさんにお話を伺いました。
これから田舎でテレワークをしようと考えている皆さんにも参考になるお話だったのではないでしょうか。
田舎には仕事が少ない、というイメージもありますが、テレワークなど様々な働き方で田舎でも仕事ができる時代になってきました。
小菅村に住んでみて、仕事に活かせる新しいアイデアが浮かんだというのも面白い効果ですね。
田舎での働き方に興味のあるそこのあなた!
ぜひ色々な働き方を参考にしてみてください。
yamashi
こんにちは。僕は地元小菅村で林業の仕事をしている傍ら小菅村の素晴らしさを皆様に伝えるべくライターとしても活動しています。これからも沢山四季折々の素晴らしさを発信していきますのでチェックしてみて下さいね。