
2022/7/29
ライター:
koma

家飲み需要が増えてきている今日この頃。
お酒を楽しむ際、おつまみも重要ですよね。
「ビールと唐揚げ」、「日本酒とお刺身」、「赤身肉と赤ワイン」など、
相性の良いお酒と料理の組み合わせを聞いたことはありませんか?
相性が良いと、どちらももっとおいしく楽しむことができます。
“フードペアリング”と呼ばれる考え方で、フランスではマリアージュと呼ばれます。
今回はビールが好きすぎてビールの醸造を仕事とする筆者が、ビールのおいしさを倍増させる料理をご紹介します!
使うのは、小菅村産Far Yeast Brewingのクラフトビールと小菅村の特産品です。
結論から言うと、ペアリングをすることでビールをより楽しめるという最高の体験でした。
詳しいペアリングの理論を熟知しているわけではありませんが、料理によってビールの味わいが変化し、ビールをよりおいしく楽しむことができました。
ぜひとも、皆様にもフードペアリングを体験してほしいので、詳細をご紹介します!

フードペアリングとは、簡単に言うと「食べ物」と「お酒」を組み合わせること。
合わせるお酒や食べ物の組み合わせによる相乗効果により、お酒も料理もより楽しめるようになるのがフードペアリングの考え方です。
フードペアリングは科学的にも解明されている理論なんです。
"フードペアリング理論"と呼ばれ、それぞれの食材が持っている香り成分に着目し、共通項目が多ければ多いほど相性が良いとされるそうです。
確かに食べ物は味のほかに“香り”も重要で、鼻をつまんで食べると味を感じにくくなり、おいしくない感じがします。
香り成分が共通するペアリングだと、その香りが強調されたり、深みが出たりするので相性が良いとされます。
例えば濃厚な肉汁の赤身肉には、同じく濃厚でコクのある赤ワインが合うのは、こういった理由があります。
逆に違った香り成分同士が合わさることで、新しい香りの発見があることもあります。
例えばコーヒーと甘い物の組み合わせ。
苦いコーヒーを甘い物と合わせることにより、苦味で隠れていたコーヒーの香りの特徴がより感じやすくなったりします。
なかなか奥が深いです。

今回用意した食材は、全て道の駅こすげ物産館にて購入しました。
道の駅こすげ物産館では、小菅村の特産品を購入することができます。
さまざまな加工品や採れたて野菜、Far Yeast Brewingのビールまで、幅広い品揃えです。

今回購入した食材(写真左上から反時計周りに)
・Far Yeast Brewingのクラフトビール
・鹿肉バーグ
・サトイモ
・わさび漬け
・味噌
・こんにゃく(写真はカットし冷凍したもの)
・ヒマラヤヒラタケ
・ヤマメの塩焼き
・ワインたまご(山梨県産)
また、写真には写っていませんが、ヤマメの魚醤ドレッシングも購入しました。
これらの食材を使った料理に、小菅村で醸造されているFar Yeast Brewingのクラフトビール4種を合わせていきます。
食材はそろい、「小菅村の味をフードペアリングで楽しむ!」のに重要な調理。
ビールを熟知し、おいしいもの・料理も大好きな、Far Yeast Brewing株式会社の広報担当若月香さんが腕をふるってくれました。
「クラフトビールはスタイル(種類)によって、香り・味わいの特徴が大きく異なります。
ビールの持つ香気成分に近い食材・もしくは逆に対照的な食材を掛け合わせてペアリングしました。
それによってそれぞれのビールの特徴的な香りを増幅させたり、ビール単体で楽しんだ時にはあまり感じられなかった香りが新しく感じられるようになったり。
自分自身もペアリングによってビールの楽しみ方が拡がる体験をしてきたので、今回はなるべく「香り」をキーワードに食材を選びました。」
まずはFar Yeast Brewingのクラフトビールの新定番“Hop Frontier(ホップ フロンティア)”を使いました。

Hop FrontierのビールスタイルはジューシーIPAです。
(ビールの種類のことを“スタイル”といいます。100種類以上あります!)
ジューシーIPAは、ここ数年で登場したスタイルで、ホップを大量に使いながらも苦味を抑え、香りと甘みを存分に楽しむことができる、今クラフトビールの中でも最も人気のあるスタイル。
ジューシーというスタイル名の通り、柑橘やトロピカルフルーツを連想させる、ホップ由来の香りが特徴です。
Far Yeast BrewingのHop Frontierは、最新のホップ理論と先進的な醸造手法を日本でいち早く実践したビール。
ホップの香気成分によるトロピカルやフローラルのアロマと、ややとろみを感じるような口当たりで、フルーティーな味わいです。

それでは、Hop Frontierに合わせた料理のご紹介をしていきます。
Hop Frontierは柑橘やトロピカルフルーツを連想させる、フルーティーな味わいが特徴。
スパイスが効いた、華やかな香りの料理にマッチするのではと考えられたメニューがあります。
合わせた料理は、人参きんぴらと林檎のサラダ。
「Hop Frontierは、最新のホップ理論を用いて、他のビールではあまり感じることのできないフローラルな香りが感じられるビール。
人参きんぴらと林檎のサラダは、五反田にある直営店Far Yeast Tokyo Brewery & Grillのシェフが考案したレシピです。
フローラルなアロマを持つニンジン、リンゴ、しょうゆを使うことで、一緒に食べると本当にビールのフローラルさが増強します。
今回はせっかくなので醤油をヤマメの魚醤ドレッシングに変えて、小菅アレンジしました。」

ニンジンのきんぴらをカルダモン、ベビーリーフ、リンゴと合わせたサラダです。
リンゴやゆずの入った、ヤマメの魚醤ドレッシングをかけました。
カルダモンのスパイシーさがHop Frontierの柑橘やトロピカルフルーツを連想させるホップ由来の香りと合わさって、さらにフルーティーな印象になりました。
ベビーリーフの爽やかな苦味とHop Frontierの苦味が合わさり、打ち消し合うことで、ホップの香りが強調されます。
Hop Frontierの持つ柑橘の香りが、リンゴやカルダモン、やや草の様な香りのベビーリーフと合わさって、お互いの香りを引き立ててさらに強調してくれるように感じました。
Hop Frontierの中にリンゴのような香りのする成分があることに着目し、サラダにリンゴを使っています。
また、Hop Frontierのフローラルな香りのホップに合わせて、フローラルな香りを持つニンジンとしょうゆを合わせています。
さらに、柑橘の香りのホップに合わせて、カルダモンの柑橘系の香りを合わせています。
これらの食材・スパイス・調味料を合わせることで、ビール・料理のお互いの香りをより引き立てています。
今回は、Hop Frontierと人参きんぴらと林檎のサラダでペアリングをしました。
相性の良いお酒と料理を組み合わせることで、それぞれの良さが際立ち、もっとおいしく楽しむことができました。
合わせる食材によってビールの味の感じ方が変わっていく、フードペアリング。
とても楽しく新鮮な体験は、vol.2に続きます!

vol.2ではHop Frontierに続き、
Far Yeast Brewingの定番ビール3種をおいしく楽しむための料理をご紹介します!
小菅村のクラフトビールでフードペアリングvol.2 Far Yeast Brewingの定番ビール3種に最も合う小菅村のおつまみを検証!
今回ご紹介したビールはこちらのサイトで購入できます。
●Far Yeast Brewingのビールはこちら
URL: https://faryeast.stores.jp/
● 小菅村の食材・Far Yeast Brewingのビールも販売しています
道の駅こすげ物産館 HP: http://kosuge-eki.jp/

koma
縁あって、家族で東京から移住して参りました二児の父でございます。お酒を飲むことが大好きです。好きが高じて、今は村内でビールをつくる仕事をしております。小菅村で暮らす中で普段感じている魅力、まだ見ぬ良いところ等をお伝え出来るように頑張ります。
☞ このライターの記事をもっと読む関連記事一覧