初心者もものづくりができる人になれる場所「小菅つくる座」の技術力!
2019/04/02 ライター:yamashi
今の時代、ものづくりに対する考え方が大きく変わりつつあります。
一昔前は大工さんや家具職人さんがいて、ものづくりには職人と呼ばれる人たちの特別な技術が必要でした。
しかしその技術がなくてもものづくりが楽しめる場所を作ろうという思いから誕生したのが、「小菅つくる座」プロジェクトです。
今回はそんな「小菅つくる座」がどんな場所なのか、またどんな場所にしていきたいのか座長の和田さんと番頭の酒井さんにお話を伺って来ました。
お二人の熱い想いを交えて紹介していきたいと思います。
つくる座を立ち上げた二人の技術者!
まず「小菅つくる座」を代表するお二人を紹介いたします。
写真の右側が座長の和田隆男さんです。
和田さんは、小菅村のタイニーハウスなどの設計も手掛ける建築士さんです。
デザインの技術も相当なもので「うまカフェ」の絵地図作成にも関わっています。
そして写真左側が、美術大学を卒業して地域おこし協力隊として小菅村にやってきた酒井厚志さん。
酒井さんはものづくりに熱い情熱を燃やす若き美術家です。
自然いっぱいの小菅の木材を使って芸術を作り出したいという思いを抱え、小菅村に籍を置き日々闘士を燃やしている野心家でもあります。
少し大げさに言ってしまいましたが(汗)いずれにしても、ものづくりを通して小菅村を盛り上げていきたいという思いは地元民にも負けていません。
どんなものが作れるの?
まずはこちらの機械をご覧ください。
こちらはデジタルファブリケーション、つまりコンピューターと接続されたデジタル工作機械で、ものづくりを行うための機械です。
写真の機械はCNCルーターといって、木材の刻み加工や切込み作業などを行うためのものです。
本来なら何年も下積み時代を経て習得する技術を、この機械が補ってくれるんですね。
パソコンに入力したデータを機械に送ってあげると、あとは機械が入力されたデータのとおりに木材をカットしてくれます。
そして、誰でも思ったとおりの小物や家具を作ることができるんです。
もしこれを手作業でやろうとしたら、寸法を測りだしたりノミでくり抜いたり、相当な時間と技術が必要になります。
しかし、この機械があればデータをコンピューターに入力することさえできれば一寸の狂いもなく形どってくれます。
その上、一度データを作ってしまえば、何度でも同じものが簡単に作れてしまうんですね。
そして更に更に「つくる座」はこれだけではないんです!
自分で作った家具に好きな模様を描くこともできます。
このようにレーザープリンターで自分の名前や自分の好きな模様を掘ることができるんです。
「つくる座」では遊びのようにものづくりができる設備が整っています。
今後のビジョン
最後に和田さんと酒井さんのお二人に今後、この「つくる座」をどうしていきたいのかお聞きしました。
お二人が考えているのが、自然豊かな小菅村の材木を活用したものづくりだそうです。
そして「特別な技術も必要ないので、ものづくりに関しての敷居をぐんと下げ、誰でも気軽にものづくりを楽しめる場所にしていきたい」と話してくれました。
「何かを作るとなると、どうしても自分には無理なんじゃないかとか難しそうというイメージを持つ人も多いと思います。
しかしここ[つくる座]で必要なものはイメージと発想力だけです。」
[頭の中で思い描いたものを形にできる]そんな環境が揃っているんですね。
そしてそれをサポートしてくれるのが座長の和田さんと番頭の酒井さんです。
そして林業に携わる筆者であるこの僕も、時間のあるときには[つくる座]に足を運んでいるので、微力ながら僕にできることがあればサポートさせていただきたいと思います。
「当面は小物や家具作りをメインで行っていきますが、いずれは家作りにも挑戦したいです。
まだお客さんを受け入れる段階ではありませんが、近い将来会員制のものづくり工房[つくる座]として皆さんに広めていけたらと考えています。」と語ってくれました。
みなさんもぜひ「つくる座」の今後の動きをチェックしてみてくださいね。
つくる座の動きはこちらのHPからチェックできます。
小菅つくる座HP:https://tsukuruza-thkp.com/5489b-shop-bb-home/tsukuruzatop/
つくる座オンラインショップ:https://tsukuruza.thebase.in/
小菅村タイニーハウスプロジェクト:http://tinyhouse-kosuge.com/
yamashi
こんにちは。僕は地元小菅村で林業の仕事をしている傍ら小菅村の素晴らしさを皆様に伝えるべくライターとしても活動しています。これからも沢山四季折々の素晴らしさを発信していきますのでチェックしてみて下さいね。