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小菅村の保育所って、どんなところ?vol.3保護者から見た、小菅村保育所のいい所

2020/07/21 ライター:青栁やすは

 

小菅村では、どんな場所で、どんな風に子どもの教育がされているのでしょうか?

小菅村にある保育所「小菅村保育所」をご紹介します。

 

Vol.1では小菅村保育所のハード面を。

Vol.2では小菅村保育所の保育目標や、小菅村保育所らしさを所長に聞いてきました。

 

小菅村の保育所って、どんなところ?vol.1小菅村保育所の施設をご紹介。

小菅村の保育所って、どんなところ?vol.2所長に聞く、小菅村保育所「らしさ」とは?

 

Vol.3では保護者から見た、小菅村保育所のいい所をご紹介します。

移住してきた保護者の方もいるので、他の園にはないいい所も教えてもらいましたよ。

 

 

①子ども一人ひとりに手をかけてもらえる。


「先生、一緒にうんていやろ~。」と、子どもたちは高いうんていにチャレンジ!


園児が少ないので、移住前の保育園と比べると、先生が子ども一人ひとりに目が行き届き、手をかけてもらえていると感じます。

 

 

②スキンシップが多い。

 

 

抱っこやおんぶなどを先生がたくさんしてくれます。

抱っこして〜と甘える子どもの要望を先生たちがしっかり聞いてくれます。

まだまだ甘えたい子どもたちなので、先生たちの体力には驚きです。

 

さとみ先生 :スキンシップは、意識的に多くするようにしています。

そうすることで子どもたちを安心させてあげています。

最近は忙しい親御さんも多く、スキンシップが少なくなってきているので、それを補う意味もあります。

どんなに甘えたがりな子どもでも、年長になる頃には自立できているんですよ!


こわいよ~と先生に甘える子どもたち。


 

③給食費や教材費などを村が負担してくれる。


その他にも遠足費などのイベント費、クレヨンなどの細々とした文具なども村で負担してくれています。

(保育料無償化になる前から、負担してくれていました。)

 

保護者は毎日の昼食用のごはん(おかず・おやつは保育所で作ってくれます。)を持たせるのと、毎月のワーク(学習に使う冊子)代しかお支払いしていません。

 

 

④バスで送迎してくれる。


小菅村のスクールバス。


通常、幼稚園では送迎をしますが、保育園では送迎をしている所は少ないです。

小菅村は山間部ということで、朝のみバスでの送迎があります。

ただバスに乗れるのは3歳からなので、3歳未満は親の送迎が必要になります。

 

 

⑤遊び着がある。


今からさつまいもをほるぞ~!


白い体育着はなく遊び着があり、保育所に着くと私服の上に遊び着を着ます。

遊び着は砂や食べこぼしや絵の具などで汚れますが、私服や白い体操着が汚れることがありません。

親としては汚れた遊び着を重点的に洗濯するだけなので、とても助かります。

 

 

⑥汚れた服、濡れた服を洗濯してくれる。




大概の園では、汚れたり濡れた服はそのまま袋に入れて保護者に渡されますが、小菅村保育所では先生が洗濯をしてくれます!

保育所に子どもの洗濯物が干してあるのは日常の風景です。

 

さとみ先生 :衛生面を考慮した上で、持ち帰ってもらうこともありますが、臨機応変に対応しています。

少ない人数だからできることですね。

 

 

⑦クリスマス会や体育祭の先生の手作り衣装がすごすぎる!


桃太郎の劇


生地を保護者に渡して、こういう衣装を作ってきてください、と任される園もありますが、小菅村保育所は先生が全て手作りをしてくれるので助かります。

しかもその衣装のクオリティーが高くて、いつも本番で見られるのが楽しみです!

親は衣装の下に着る服や、靴下などを準備するだけなので、助かります。

 

さとみ先生 :この園ではカラービニールを主に使った衣装にしています。

昔は人数も多かったので、直線で切って作った簡単な衣装でした

衣装を着た子どもがかわいいので、だんだんやる気が出て、ギャザーを寄せたり、100均のかざりを付けてみたりと、だんだん手が込んできています。

少人数だからできることですよね。


ディズニーのプリンセスに扮した衣装。一人ひとりの希望に合わせた衣装です!


 

⑧給食メダルやお店屋さんなど、先生の製作物のクオリティーがすごい!


給食を残さずに食べるとシールが貼れ、そのシールが1ヶ月分貯まるともらえる給食メダル。


ほとんどの子(今年は14人。)がもらっている給食メダルは、先生の手作りなのですが、そのクオリティーがすごいです!


アイスクリームマシーン(奥)で作ったアイスクリームを満喫!


毎年、年長児がお店の内容を考えて製作するお店屋さん。

先生と子どもで工夫して作ったものは、こんなものまで作れるの?!とびっくりします。

お菓子屋さんがテーマだったこの年は、子どもが入れるお菓子の家、ポップコーンのワゴン、きのこの山など、とっても楽しい仕掛けがありました。


マカロンやドーナツで飾られた、夢のお菓子の家。


さとみ先生 :作っていると楽しくなって、こだわってしまうんですよね!

ついつい時間をかけてしまうので、働き方改革との兼ね合いを考えています。

 


さいごに

 

保護者から見て、保育所や保育所の先生達には感謝することがたくさんありました!

小菅村は過疎化が進み、子どもが少ないので、村から幼児への手当も厚いです。

また近所の方が保育所におもちゃを寄付したり、カブトムシを持ってきてみんなで育ててみたり…と、子どもたちを見守る地域の目がとても温かいです。


保育所の運動会は、村民体育祭と合同です。村の方が温かく見守ってくれています。


子どもの騒ぎ声がうるさいと苦情が来る、なんていう話もある都会とは違い、小菅村の子どもたちはのびのびと育っているのではと感じています。

 

 

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    青栁やすは

    愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら

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