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遊んで触れて考える森の未来!JTの森小菅散策バスツアー&カードゲーム「moritomirai」参加レポート

2024/06/11 ライター:青栁やすは

 

 

「JTの森 小菅」散策バスツアー&カードゲーム「moritomirai」体験会が、2023年7月22日に小菅村で開催されました。

 

カードゲームとリアルな森の散策を通し、親子で森を体験し、森の未来を考えるツアー。

山梨日日新聞社と日本たばこ産業株式会社(JT)がコラボした、森を学ぶツアーの様子を紹介します。

 

 

山梨YBS本社から小菅村にバスで到着!

 

甲府市にある山梨YBS本社から出発したバス。

バスに乗って、山梨県内の親子9組19人が小菅村に到着しました。

 

 

参加対象は小学5年生以上の子どもと、その保護者。

会場となる中央公民館に少し緊張した面持ちでやってきました。

 

今回のツアーは、森林の持続的な活用について関心を持ってもらおうという目的で開催。

「moritomirai」という名前のカードゲームを制作した山梨日日新聞社がツアー主催し、森林保全活動として「JTの森 小菅」に取りくむJTグループの2つの企業が協力して行われました。

 

 

カードゲーム「moritomirai」で持続可能な森林づくりにチャレンジ!

 

まずはカードゲーム「moritomirai」にチャレンジ。

カードゲームはファシリテーターが進行します。

 

 

「SDGsって知ってる?」

「日本の森林面積は66%だけど、山梨県の森林面積は78%と、日本の中でも森林が多い県。」

「森が与えてくれるものは、水・生き物のすみか・CO2の吸収など、かけがえのないもの。」

といった森についてのクイズにチャレンジ。

手を挙げて答える子どもも多く、環境問題に興味のある参加者が多そうという印象です。

 

森林について学んだ後、カードゲーム「moritomirai」にチャレンジします。

 

カードゲーム「moritomirai」とは?

「moritomirai(モリトミライ)」は山梨日日新聞社「やまなしSDGsプロジェクト」が開発したオリジナルカードゲーム。

参加者は山の所有者、猟師、行政職員、住宅メーカーの社員、学校の先生など10の仕事に分かれます。

 

 

仕事ごとに定められた目標(ゴール)に向けて、配られたカードの中から取るべき行動を選んだり他の参加者と交渉したりします。

それぞれの職業チームの行動によって森と未来は変化していき、ゲームを通じて「自然との共生」について考えを深めていく内容となっています。

 

 

テーブルには、職業ごとに行動カード・お金が配られています。

チームごとにどのように行動すると、森林にどのような影響がでるかを考え、相談しながら行動カードを選びます。

 

 

生活カード・仕事カードの行動カードそれぞれ1枚ずつを運営に提出。

運営からは結果カードがもらえます。

カードによってお金をもらえたり、メーターが増えたりします。


いい行動をすると、森・まちの状況メーターが増えます


 

全チームが行動を終えるとイベントが発生!

メーターの進み具合でグッドニュースかバットニュースかが決まります。

 

例えば、台風が発生!

森林整備の進み具合によって、被害が防げたり、大きな被害が出て森林整備メーターが減ってしまったりします。

 

ここまでが1ターンで、5年たったことになります。

ターンは全部で4回で、20年後にそれぞれ定められた目標に向けてゲームを進めます。

 

 

最初は家族で相談して進めていましたが、だんだん周りの親子に声をかけたり、子ども同士で相談するといった、協力する姿が印象的でした。

 

 

「この仕事カードを一緒にやらない?」と声をかけたり、「この生活カードをやるといいですよ!」と呼びかけたり。

ゲームの最終ターンが終わった後に、「お金が余っているので、欲しい方に寄附したいです!」と呼びかける子どもの積極さには驚きました。

 

 

最後は10チーム中9チームが目標を達成!

達成しなかったチームは「整備森林メーターが7~8」という目標に対して、10に達してしまったためクリアならず。

「森林を整備することも大切ですが、手入れ・管理とのバランスも大切になります。」とファシリテーターがゲームを締めくくりました。

 

 

お昼ご飯は「源流弁当」で小菅村の食材を味わう。

 

頭を使った後は腹ごしらえ。

小菅村の特産のヤマメや、小菅村ならではの食材をふんだんに使った源流弁当です。

 

 

お品書きはこちら。

・よちよちヤマメの唐揚げ

 小菅村の特産であり、豊かな森から流れる清流で育った川魚のヤマメ。

 赤ちゃんサイズのよちよちヤマメは、唐揚げで骨まで食べられます。

・富士の介のチーズ巻き天ぷら

 富士の介は山梨県のブランド魚で、サーモンのようなオレンジ色の肉質が特徴。

・新じゃが煮

・ユウガオの煮物

・しゃくし菜の漬物

など、ご飯がすすむ小菅村産の野菜。

 

お弁当の他に、具だくさんの源流汁も。

小菅村ならではの味噌味のけんちん汁は、根菜・ちくわ・こんにゃく・昆布などの具がたっぷり。

大人もお腹いっぱいになりました!

 

 

リアルな森、JTの森 小菅へ!

 

 

JTの森の管理作業を行っている、北都留森林組合の中田無双さんの案内でJTの森 小菅を見学しました。

JTの森は全国に9か所あり、小菅村にあるJTの森 小菅は2006年から森林保全活動が行われています。

 

 

どんどん山を登っていきます。

疲れたーと声が出てしまうような急斜面の坂道を登ったり、中田さんの解説を聞いたりしながら登り進めます。


シカに樹皮を食べられた木。


--(中田さん)皮を食べられた木は枯れてしまいます。

この木もゆくゆくは枯れてしまう。

人がどんどん木を植えても、増えすぎた鹿による食害に困っています。


手入れされて明るい森(右)と、手入れされなくてうっそうとした森(左)


――(中田さん)空が見える=いい森として整備を進めています。

手入れをしないと、地面に日が当たらず暗い森となる。

手入れをして地面に光が入ると、地面に草などが生えて、植層が豊かになる。

人も森にいて気持ちがいい、そんな森づくりを進めています。

 

ゲームの中でも出てきた、森の手入れって必要なんだと、参加者は一目で理解をした様子。

「全然違うね!」と体感していました。

 

 

間伐などの整備をして作られた広場では、JTの森小菅で見られる動物クイズ。

シカのツノもさわらせてもらいました。

ちなみに、この広場に草が生えていないのは、シカが食べたせいという話に、参加者はビックリ!

 

その他、リスやネズミの食痕、熊の爪あとを見たりし、野生動物を身近に感じる体験をしました。

森林整備の大変さも感じられるお話も聞け、ゲームの中でも出てきたリアルな森林の課題を体感しました。


切り株を見て、どっちの方向に木を倒したのか考えるクイズも。


その後 参加者は道の駅こすげで休憩&お土産タイムの後、バスにて帰路につきました。

 

 

イベントを終えて

 

JT山梨支社 支社長の奈良忠克さんに、今回のイベントについてお話を伺いました。

 

 

――(奈良さん)初めてJT関係者以外の方を森に招待するイベントの開催でした。

まずは、JTの森 小菅に色々な方が来てもらえて嬉しかったです。

カードゲームでバーチャルに学び、リアルの森を体感するという、いい組み合わせだったのではと思います。

 

小菅村に来たことのない山梨県民の方も多いので、こんな自然豊かなすてきな場所が県内にあると知ってもらい、自分の住む県の良さを知ってもらえたのではないでしょうか。

野生動物の痕跡から意外と虫が多いといったリアルな体験も、参加者の方々の反応を見ると、いい経験になったのではないかなと思いました。

 

 

さいごに

 

これまで「JTの森 小菅」のフィールドは、主にJTグループ社員やその家族向けの森林整備イベントの際に活用されていました。

しかしただ整備するだけでなく、森の豊かさや素晴らしさを体験できるコミュニケーションの場にしたいという、新たなコンセプトへシフトチェンジしました。

今回は初めて関係者以外の山梨県内の地域の方を、小菅村のフィールドに呼んだイベントでした。

 

ゲームで森林を取り巻く現状を知り、リアルな森を体感する。

小菅村の自然豊かな森、そして手入れされた森が教材となり、参加者の方は森林を取り巻く現状をリアルに体感していました。

森を学ぶことのできるフィールドを持つ小菅村。

ぜひ色んな方に知っていただきたいです。

 

 


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    青栁やすは

    愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら

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