並んででも食べてみたい、小菅村の郷土食!多摩源流まつりの魅力。
2019/04/26 ライター:青栁やすは
5月4日に小菅村で、毎年行われる「多摩源流まつり」。
人口約700人の小さな村に1万人が訪れる、にぎやかなお祭りです。
ステージ企画に出店・日本一のお松焼に花火に…と、1日中楽しめる内容となっています。
多摩源流まつりは、こちらで紹介しています。
「日本一も体験出来る!多摩源流まつりを100%楽しむ5つのポイント」
https://ko-kosuge.jp/event_kosuge/261/
多摩源流まつりは、村民による手作りのお祭り。
お祭りの魅力の1つが、何といっても食べ物!
この日にしか食べられない郷土食もあるので、要チェックですよ!
毎年、即完売!?並んででも食べたい「小菅の味コーナー」
小菅の味コーナーの魅力は、村のお母ちゃんたちの手作り料理が食べられること!
食事処では出てこない、この日にしか食べられない郷土食もあります。
村の高齢化も進み、年々作る量も減ってきているので、あっという間に完売してしまうことも。
お目当ての料理は、売り切れてしまう前に並んで確保したいですね!
(11時からスタートしますよ!)
山菜ごはん
小菅村で採れた山菜が混ぜ込まれた、混ぜご飯です。
お米と具を一緒に炊込む炊き込みご飯ではありません。
具材を炒めて、濃いめに味付けされた「かて」をお米に混ぜる、かて飯(めし)スタイルです。
きのこ・ごぼう・にんじん・油揚げなどの具は油で炒め、甘辛に味付けられていて、ご飯との相性バッチリ。
かてと一緒にお酢もご飯に混ぜ込むので、五目寿司に近い感じでさっぱりいただけます。
紅しょうがが添えられているのも、いいアクセントになります。
かて飯は色々な具のバリエーションがあり、よく家庭で作られる料理です。
ですが、村内の食事処ではあまり出てこないので、この日にぜひ食べたい一品です。
源流そば
そばも、もちろん村のお母ちゃん達の手作り!
朝早くから集まって、数百人分のそばをせっせと打ちます。
そばは寒暖の差が激しく、やせた土地でもよく育つため、小菅村の特産品の1つとなっています。
自然たっぷりの小菅村で育ったそばは、香りとコシの良さがバツグンです。
打ちたて、茹でたてのソバは、ちょっと暑い日にもつるつるっと食べられるので、オススメです!
ヤマメの塩焼き
ヤマメの里と呼ばれる小菅村。
水のきれいな渓流にしか住めないヤマメは、日本で初めて養殖に成功したのが小菅村なのです。
ヤマメは漢字で山女魚。
山を流れる渓流の女王と呼ばれ、高級魚として有名です。
魚独特のクセが少なく、身はジューシーなので、シンプルな塩焼きでも美味しくいただけますよ!
大福餅
杵と臼を使って、会場でつきたてのお餅から大福が作られます。
手でついたお餅は、格別の美味しさがありますよね。
お母ちゃんたちが、手早く大福を作っていく様子も圧巻です!
きびおこわ
小菅村で昔からよく栽培されている、雑穀のきび。
もち米と一緒に炊かれ、やさしいきびの黄色をしたおこわです。
きびもモチモチしていて、しっかりお腹を満たしてくれます!
シンプルな味付けとモチモチ食感が楽しくて、ついつい食べ過ぎてしまう一品です。
食べて応援したい、村でがんばるこのお店!
チャーちゃんまんじゅう
道の駅こすげにある物産館で、1番の売行きを誇るチャーちゃんまんじゅう。
国産小麦粉を使ったふんわりした皮と、薪で煮たあんこの他、畑で育てた高菜・サツマイモ・よもぎ・きんぴらなどなど、甘い系からおかず系までの色々な味が楽しめます。
お祭りでは、チャーちゃんこと清子ばーちゃんとお話できる上、色々な味が出されること間違いなし!
売り切れる前に立ち寄りたいですね!
さいごに
お祭りで何を食べようかな〜と考えながら、迷う時間も楽しいですよね!
手作りで数に限りがあるため、人気の食べ物はすぐに売り切れてしまうので、お目当てのものはお早めに。
今年が無理でも、数年かけてコンプリートを目指す楽しみ方もあるかもしれませんね♪
●実施の可否や当日のプログラムについての最新情報は、小菅村役場HPをご確認ください。
青栁やすは
愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら