見つかりました! レバニラが世界一美味しいお店が
2018/01/09 ライター:地主恵亮
レバニラという料理がある。
その名の通り「レバー」と「ニラ」で構成された料理だ。
ご飯と一緒に食べるもよし、お酒のおつまみにするのもよし、と我々に幸せをもたらしてくれる料理だ。
シンプルな料理だからこそ、料理人の腕が試されるとも言える。
そして、ついに世界一美味しいレバニラを出すお店を見つけた。
マジで美味しいのだ。
そのお店は山梨県の小菅村にあった。
初体験の思ひ出
子供の頃の初体験は覚えていることが少ないけれど、大人になってからの初体験はよく覚えているものだ。
鮮明に、まるで昨日のことのように思い出すことができる。
それくらい衝撃の初体験が誰にでもあると思う。
私の忘れもしない初体験は2016年9月のこと。
世間的には少し遅いかもしれない。
それは山梨県の小菅村での出来事だった。
村に一週間ほど滞在した時に、夕ご飯を食べようと一軒のお店に入った。
お店では村の女性が食事をしていた。
そこで出会い私は初体験をしたのだ。
いくつもあるメニューから私は「レバニラ」を頼んだ。
はい、これが初体験です。
運ばれてきたレバニラを食べて驚いた。
世界にこんな美味しいレバニラがあるなんて、と。
今までいろいろなお店でレバニラを食べてきたけれど、こんなに美味しいレバニラは初体験だった。
上記が私の世界一美味しいレバニラとの初体験だった。
美味しすぎて滞在中毎日食べに行き、さらにテイクアウトしたほどだ。
マジで美味しいのだ。
山梨の山の中の村でこんなに美味しいレバニラに出会えるとは思ってもいなかった。
店主の大江健次さんは、横浜中華街で料理の修業をして、30年以上前から小菅村で中華料理のお店を開き、20年前からここで「道しるべ」を営業している。
もともと小菅村の出身という訳ではなく、「水が美味しい」から小菅村でお店を始めたそうだ。
小菅村は多摩川の源流なので水が綺麗なのだ。
また使う食材も小菅村で揃うものは小菅村のものを使っている。
もっともレバーは小菅村では揃わないものだけれど、美味しいのだ。
レバニラオブザイヤーに毎年選ばれる美味しさなのだ。
レバニラのレバーは油で揚げたものを使うパターンとそのままのパターンがあるが、こちらは後者のレバニラ。
別にレシピに秘密があるわけではないけれど、素人はこの味は再現できないらしい。
やはり火力と経験だろう。
シンプルだからこそ腕が問われると言っていた。
レバニラだけではない
道しるべで美味しいのはレバニラだけではない。
基本的には何を食べても美味しい。
レバニラが世界一ということは間違いないけれど、蒸し鶏も世界一だと思う。
一般的に蒸し鶏は冷たいことが多いけれど、ここの蒸し鶏は温かい。
やっぱりシンプルなのだ。
そのために飽きない味になる。
プリプリな食感がたまらない。
お酒が進む一品だ。
ご飯も進むけど。
小菅村に行くたびに食べている。
もし私がこの村に住んでいたら毎日通うと思う。
それほどに美味しい。
小菅村に行く楽しみがもはや道しるべに行く、になっている。
ご飯が止まらない
愛が止まらない、という状態がある。
初恋や長年好きだった人と付き合い始めると愛が止まらないという状態になる。
食事でも同じようなことが起きる。
それが「ご飯が止まらない」という状態だ。
満腹なのに美味しくてご飯が止まらないのだ。
この世界一美味しいレバニラでご飯をどのくらい食べられるのか、と思い1キロのご飯を準備した。
レバニラは2人前だ。
最高のおかずなのだ。
1キロのご飯はかなりの量だけれど、箸が止まらないのだ。
愛以上に止まらない。
※今回は特別に村外までテイクアウトさせてもらいました。
村内であればテイクアウトは可能です。
美味しすぎる。
実はこのお店、美味しすぎて教えたくなかったのだ。
混むと困るから。
それくらい美味しい。
その証拠に気づくと1キロのご飯がなくなっていた。
1キロでは少ないほどだった。
1キロのご飯がなくなるレバニラ
ご飯が進むからといって、別に塩辛いとかではない。
純粋に美味しくてご飯との相性が抜群なのだ。
アマゾンの奥地でまだ見つかっていない部族を発見、みたいなことがあるけれど、まさに小菅村の「道しるべ」がそれだ。
ガイドブックなどには載ってはいない、最高のお店なのだ。
道しるべ
住所:〒409-0200
山梨県北都留郡小菅村田元
電話番号:0428-87-0072
0428-87-0191(電話・FAX兼用)
地主恵亮
1985年福岡生まれ。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。東京農業大学非常勤講師ですが、たいだい家にいます。ご連絡は「jinushikeisuke@gmail.com」までお願いします。