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コロナワクチン接種率85%超えの小菅村。村民の健康を願う感染拡大防止の取り組みとは?

2021/11/04 ライター:佐藤葵

 

 

 

新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっている今。

小菅村でも村民の健康を守るために、感染拡大防止のための対策を積極的に行っています。

 

2021年6月には20歳以上の希望者のワクチン接種が完了し、他の自治体よりも早く完了したとテレビでも取り上げられました。

しかし高齢化率約45%の小菅村。

ワクチン接種後も安心できない状況は続いています。

 

そんな状況の中、小菅村役場では村民の健康を考え、村内の全世帯に不織布マスクを配布することとしました。

今回は、2021年10月に小菅村役場で企画された、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取り組みを取材しました。

 

 

ワクチン接種率85%超の小菅村の現状とは?


マスク配布の企画を担当する、小菅村役場住民課の舩木さんと保健師の田村さんにお話を伺いました。


ー小菅村のワクチン接種の状況を教えてください。

田村さん:2021年6月には20歳以上の希望者のワクチン接種が完了し、2021年9月時点で村内のワクチン接種率は85%を超えています。

村民でなくても、村内事業で働く希望者へのワクチン接種も行いました。

 

ーワクチン接種率85%を超えた小菅村。今後の対策でできることとは?

田村さん:2021年6月下旬頃から広がった第5波では、日本国内の感染者は過去最大級に急増しました。

第5波で東京都内で亡くなった人の約2割がワクチン接種者だったことが報告され、ワクチン接種を終えたとしても感染するリスクがなくなることはないということが明らかになりました。

小菅村でもワクチン接種を終えたとしても、引き続き感染対策を行うことが必須です。

 

特に第5波で広がった感染力の強いデルタ株の影響もあり、国内でも子ども世代の感染が増えました。

子どもが感染することで、家庭内感染が広がることが分かっており、小菅村役場もそこを危惧しています。

 

月に一度発行される小菅村の広報誌でも、家庭内感染への注意について特集を組んでお伝えしました。


広報誌の一部です。子どもからお年寄りまでわかりやすく見れるようにしています。


小菅村の小中学校や公共施設でも対策を講じており、幸いにも小菅村では感染は広がっていません。

 

感染対策の呼びかけを、子どもたちのメッセージとともに

ーなぜ、この時期にマスクの配布をしようと企画されたのですか?

田村さん:村内のワクチン接種率は85%を超え、10月末には12歳以上の希望者の接種が完了する予定です。

しかしワクチンを打ったからと対策を緩めてしまうと、感染が広がる可能性も十分に考えられます。

 

特に小菅村は高齢者が多く、高齢者の感染はリスクが高いため、かからないことが肝心です。

3密を避けること、手洗いうがいや手指の消毒、外出時はマスクをするなどの基本の対策を今一度思い出して徹底してもらいたいと考え、不織布マスクの配布を決めました。

 

ーどういったマスクを配布したのですか?

舩木さん:配布したのは、よりマスクとしての効果が高いといわれている不織布マスクです。

マスクには村内の小学生たちが村民の事を思って考えた、予防を呼びかける標語を添えました。


一袋ずつ違うメッセージが貼られています。

子どもたちが考えたメッセージは、小菅村役場の職員が手作業でマスクに貼りました。


この標語は、子どもたちが授業の合間の休み時間やお家で考えてきたそうです。

上の写真では名前は伏せましたが、村民は子どもの名前を見れば、誰が考えたメッセージかわかります。


2021年10月に各家庭にマスクが配布されました。


受け取った村民の皆さんは、子どもたちの思いを身近に感じながらマスクを見てくださっていると思います。


10月の広報誌の表紙でも、感染予防の徹底が呼びかけられました。


 

小菅村役場での感染拡大防止の取り組みは他にも。

 

これまでも小菅村役場では、村民の健康や暮らしを守るためマスクや商品券の配布など、様々な取り組みを行ってきました。

2020年4月のコロナウイルス感染症が拡大し始めた頃には、小菅村役場から子どもたちへ布マスクの配布がありました。


実際に配られたマスクです。


世間ではマスクを作るための布やゴムが不足する中、村の縫製工場が子どもたちの為にあまり布をかき集め、マスクを手作りしてくれたのです。

子ども1人につき3枚ずつ配られました。

子ども用マスクが手に入らない時期だったので、筆者も親として、とてもありがたく使わせていただきました。

 

それだけでなく、2020年10月と2021年6月には小菅村村内の店舗で使える商品券も配布されました。

村民が村内で買い物する機会を増やすことで、観光客が減った村内の施設や店舗を応援しようという事業です。


500円分が20枚つづりになった商品券が1人1セット配られました。


筆者もコロナの影響で村外へ外出するのを控え、村内で買い物する機会が増えていたので、凄く助かりました。

家族で源流レストランのピザを食べに行ったり、村内の移動販売で食品を買ったりと楽しみながら使いました。

 

村内で話を聞いてみると、これまで村外で買っていたものを村内店舗で買う機会になった、という方も。

 

 

感染者数が落ち着いている今だからこそ

 

 

小菅村では幸いにも新型コロナウイルス感染症が広がっていない状況です。

しかしこの先に来ると予想される第6波に向けて、今回のマスクの配布を期に、感染予防を改めて考えるきっかけ作りにしたいと田村さんはおっしゃっていました。

 

小菅村はご近所とのお付き合いが密接だからこそ、気を付けて生活していかなければなりません。

畑で会えば立ち話をしたり、採れた野菜をおすそ分けしてもらったりすることもあります。

 

お互い気持ちよく暮らしていくために、感染防止への気遣いと配慮を忘れないようにしていきたいと思います。

 

 

小菅村 新型コロナウイルス感染症情報について

http://www.vill.kosuge.yamanashi.jp/administration/news/2020/07/post-56.php

 

 


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    佐藤葵

    小菅村に住み始めて10年が過ぎました。 家族と共に小菅村を楽しみながら暮らしています。ここ数年の夏は家庭菜園で野菜作りも始めました。近所の達人に助言していただきながら修行中!