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地域おこし協力隊の1日に密着!小菅村での活動と暮らしとは?第1弾

2024/11/23 ライター:山下春奈

 

令和5年度に全国の地域おこし協力隊の隊員数は7,200人を超えました。

今では、地方移住をする際の職業の選択肢にもなっています。

名前だけだと、どんな仕事をしているのか想像しにくい職業。

 

今回は小菅村地域おこし協力隊に9月に着任したばかりの吉田光汰さんの1日に密着しました。どのような仕事をし、どのように暮らしているのか覗いていきます!

 

密着する隊員のご紹介

 

●名前     吉田光汰さん

●出身地    山梨県笛吹市

●協力隊任期  2024年9月~2027年9月

●所属     小菅村社会福祉協議会 地域包括ケア部

 

 

●小菅村に移住する前は何をしていましたか?

 

「中学校までは山梨県で過ごし、高校からサッカー選手を目指すために愛媛県へ行きました。その後、保健体育の教育免許を取得し愛媛県の支援学校で4年間勤めました。その後、フリースクールや整体院、森のようちえんなど様々な仕事をしていました。」


愛媛時代の吉田さん


 

●小菅村の地域おこし協力隊になろうとしたきっかけは?

 

「人と関わる仕事を続けてきて、年齢や世代、人種も関係なく誰でも立ち寄れて、ゆっくり過ごせるような居場所づくりをしたいと考えるようになりました。そんな時に地域おこし協力隊という職業があることを知り、興味が湧きました。

その後、自分の将来を考えた時に地元に帰ろうと思うようになり、山梨県内で協力隊の募集がないか探していました。自然や生活環境・自分のやりたいこと・地域が求めることの3点がマッチするところがないか探していたところ、小菅村の社会福祉協議会の募集を見つけ、移住を決めました。」

 

地域包括ケア部での主な活動内容

 

小菅村社会福祉協議会(以下「社協」)では、「住民が安心していきいきと暮らし続けていける村の拠り所となる」の理念のもと、小菅村らしい独自の取組・支援を行っています。

 

吉田さんは、社協のなかで地域包括ケア部という部署に所属をし活動をしています。

 

現在は任期一年目として、村民のニーズを把握しながら、キッチンカーを利用した活動や高齢者の活動の場づくり、買い物支援・子育て支援など多様な活動に関わっています。


キッチンカーを用いた屋外の居場所づくり


ある日の活動スケジュール

 

6:30‐ 起床

8:00‐ 出勤‐職場まで徒歩通勤

 

地域包括ケア部の事務所は、いつでも誰でも立ち寄れる場所になっています。

村民の生きがい・楽しみ・健康づくりのために毎月様々な企画を開催しています。


誰でも立ち寄れる場所「つながるキッチン」

立ち寄った村民とお話しする吉田さん


9:00‐ お惣菜の仕込み開始

 

社協では食事支援の一環として、不定期にお惣菜販売を行っています。この日は煮込みハンバーグとパンナコッタでした。注文数は煮込みハンバーグ121個、パンナコッタ76個。

包括ケア部のスタッフ3人で、午前中から仕込みをしていきます!


中央公民館のキッチンにて仕込みを行います


 

12:00‐ お昼休憩

事務所にて、お昼休憩をとります。

村内で働く人は、お昼に一度家に帰って食事をする人もいますが、吉田さんはお弁当持参派です。

 

13:00‐ 引き続きお惣菜の仕込み


昨年も大人気だった煮込みハンバーグ


お惣菜を販売しているお店がない村内では、社協が行うお惣菜販売の日を楽しみにしている方がたくさんいます!とても立派な煮込みハンバーグが出来上がりました。

 

15:00‐ お惣菜の宅配開始

お惣菜を取りに行くのが難しい方や仕事や家庭の都合で家から離れられない方には、宅配を行います。


宅配中

玄関先で近況を聞き、楽しくお喋り


ハンバーグの配達をしつつ、近況や体調について聞いたりコミュニケーションを取ることも大切なお仕事です。

 

17:00‐ 退勤

19:30‐21:00 退勤後の過ごし方

 

スポーツが得意な吉田さんは、平日の夜に開催されている、球技部の活動に参加しています。週に1回、村の若者が集い、バトミントンやフットサルなどの球技を行っています。

 


球技部ポートボール大会の様子


またある日には、火災や自然災害の際に出動する『消防団』の訓練にも参加しています。自らの地域は自らで守るという精神に基づき、村民の安心と安全を守る役割を担っています。

 

 

22:00 就寝

 

今後の活動について

 

活動地域として小菅村を選んだ吉田さんに、心境やこれからの活動について聞いてみました。

 

 

「2ヶ月暮らして、徐々に慣れてきているのかなと思います。周りを取り巻く環境も、求められている仕事も、自分の思いと一致する部分があるため、心地よく過ごさせていただいています。担当の上司と意見交換をしたり、悩みを聞いてもらったりしているので、思いの擦り合わせをすることもできています。小菅村のより良い暮らしの村づくりに貢献しながら、自分の未来の自己実現に向けてより成長できるようにチャレンジしていきたいと思います。」

 

1日の密着を通して、着任して間もないですが、すでに多くの村民の名前を覚えていました。地域包括ケア部の仕事に関わりながら、業務時間外でも積極的にイベントや行事に参加し村民とのコミュニケーションを大切に活動をしていました!

吉田さん、ありがとうございました。

 

令和7年度の協力隊を募集しています!

 

今回は社会福祉協議会所属の吉田さんに密着を行いましたが、小菅村には現在5名の地域おこし協力隊が在籍しています。

それぞれ職場は違いますが、協力隊として村内で活躍をしています。

そして現在、小菅村では来年度の地域おこし協力隊を募集しています。

社会福祉協議会を含めた、全8種と幅広い募集がありますので、興味関心がある方はぜひ募集要項をご確認ください!

詳しくは『令和7年度小菅村地域おこし協力隊募集中!』のページをご覧ください。

 


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    山下春奈

    2024年3月に地域おこし協力隊を卒業し、引き続き村で暮らしています。

    小さな村の濃厚で賑やかで豊かな暮らしを発信していきます!