ペンライトアートで秋の夜長を遊ぶ!暗いのも楽しい小菅の夜。
2017/11/16 ライター:佐藤葵
小菅の夜は暗い。
本当に暗い。
都会とは違い、闇の黒さが濃い。
そして、静か。
聞こえるとすれば、カエルや虫の鳴き声。時々、鳥。
ちょっと怖いくらいなんです。
月明かりのない新月の頃は、足元の小石にも気づけないくらい真っ暗になります。
街灯が少ないのもありますが、民家も一軒一軒が離れているので建物からもれる光がないからでしょう。
だからこそ、この暗さを楽しまなければもったいない!と思いペンライトアートに挑戦してみました。
ペンライトアートとは?
カメラで長時間露光撮影をすることで 光の軌跡 を撮影できることを利用したアートです。
ペンライトやスマホ等で光を動かしながら長時間露光撮影をすると、暗闇に光の文字や絵が描けるのです。光る落書きです。
長時間露光撮影するには?
一眼レフなどのいいカメラが手元になくても大丈夫。
スマホにも長時間露光撮影が出来るアプリがたくさんあります。
今回も、無料アプリを使用して撮影をしました。
初心者の方は、簡単にシャッタースピードを設定出来るアプリを選ぶと撮影がしやすいと思います。
撮影する時にはスマホを固定できるとブレずに撮ることが出来るので、三脚はあるといいですね。
三脚がなければ何かに乗せて動かないようにすればOKです。
今回はカメラ用の三脚にスマホ用のホルダーを装着しました。ネットで600円程度の簡易タイプですがなかなか使えました。
黒い服装でいざ出発。寒さ対策も忘れずに!
日が暮れて真っ暗になったら撮影スタート!
ポイントは黒っぽい服装で撮影を行うこと。
暗い中で黒い服装だと写真に人物の写り込みが少なくなり、より幻想的です。
今回は子供2人を含む4人で撮影に挑戦しました。
そして、用意した光るグッズはこちら。
三脚とスマホとセットして、撮影を開始します。
シャッタースピードと光の軌跡を確認しながら何枚も撮っていきます。
たくさん撮影をしましたが、難しいのは文字を書くこと。
読めるようにするには鏡文字にしなければならないので、かなり頭をつかいます。
一枚撮っては確認して、次はこうしてみよう!なんて話をしながら撮影するのも楽しいものですね。
お友達を誘ってやっても面白そうです。
お子様でも楽しめると思いますし、人数が多ければもっと複雑な絵や文字にも挑戦できそうですね。
周囲に人家がある場合など迷惑にならないよう注意してやってみてください。
都会とは違う暗い暗い小菅の夜。
そんな小菅村だからこそ、ペンライトアート・天体観測・花火などといった、「暗さ」を活かしたものの美しさは格別です。
みなさんもぜひ、実際に村に来て小菅村の「暗さ」を楽しんでみませんか?
佐藤葵
小菅村に住み始めて10年が過ぎました。 家族と共に小菅村を楽しみながら暮らしています。ここ数年の夏は家庭菜園で野菜作りも始めました。近所の達人に助言していただきながら修行中!