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1/2村民との村づくり企画vol.2!干し柿作りボランティアを実施しました

2022/03/24 ライター:atsumi

 

 

小菅村では、村の人口約700人を超えるファンの皆さんが、村を応援したり村づくりのお手伝いをしたりしてくれています。

 

今回は、「こすげ村人ポイントカード」会員さん向けのボランティア企画第2弾として、2021年11月28日(日)に実施した「干し柿ボランティア」の様子をご紹介します。

熱量の高い会員さんたちにお手伝いいただき、非常に有意義な時間となりました!

 

こすげ村人ポイントカード運営事務局を務めるatsumiが、詳しい内容や当日の様子についてレポートします!

 

 

「こすげ村人ポイントカード」とは?

 

 

小菅村が好きな方は、小菅村に住む村民(1/1村民)じゃなくても、もはや半分村民、つまり「1/2村民」ではないか。

そんな考えから始まった「1/2こすげ村人ポイントカード」。

 

道の駅こすげや小菅の湯といった村内の観光施設などでポイントを貯めたり使ったりすることができる、お得なカードです。

こすげ村人ポイントカードについてはこちら

 

2018年12月から発行が始まったポイントカードは、2021年12月時点で2,500名を超える皆さんに会員になっていただいています。


2022年1月からはアプリの配信もスタートし、スマホ1台でポイントの利用や確認ができるようになりました。


今回のボランティア企画は、

小菅村のファンになってくださった会員さんと、もっと関わりを深めていきたい。

村民と1/2村民が一緒に村づくりを楽しむ場を提供したい。

そんな想いで始まりました。

 

2021年6月には第1弾の企画として、梅採りボランティアを募集し、梅採りのお手伝いをいただきました。

梅採りボランティアの開催レポートはこちら

 

 

獣害対策に繋がる、小菅村の干し柿作り。

 

ボランティア企画の第2弾は2021年11月28日(日)に開催した「干し柿づくりボランティア」。

小菅村では、渋柿は11〜12月ごろに収穫期を迎えます。

しかし、小菅村では柿の木が大木になって収穫しづらくなっているなどの課題があります。

さらに、高齢化が進み、渋柿の収穫ができずに放置されていることが多い状況です。


高い木に登り、竹の竿を使って落とさないように1つ1つ収穫をします。寒い時期に手間も力も必要となるため、高齢者には大変な作業です。


また、小菅村では、山で暮らす野生動物が里まで下りてきて畑を荒らす「獣害」が深刻化しています。

11〜12月はちょうど山に食べ物がなくなる時期で、渋柿も格好の食べ物です。

 

高齢化で放置されてしまっている渋柿と、それを食べに山から下りてくる野生動物。

そんな獣害被害を少しでも減らそうと、渋柿の収穫や干し柿作りに取り組む村民の方々がいます。

ボランティア企画の第2弾「干し柿ボランティア」では、そんな村民の干し柿作りをお手伝いしてくださる会員さんを募集しました。


収穫した後も渋柿の皮をむき、湯通しし、紐をつけ…干し柿作りも手間のかかる作業です。


 

1/2村民と村民が協力して干し柿作り。

 

2021年11月28日(日)当日は、村内の公民館での開催となりました。

参加してくれたのは、会員さん向けのメールマガジン「こすげ村人通信」を見て応募した、1/2村民のみなさん。


当日は9名の1/2村民の方にご参加いただきました。


今回は、小菅村在住の1/1村民 青栁博樹さんの干し柿作りをお手伝いしました。

 

青栁さんは(株)boonboonとして、シカなどの野生動物の食肉加工・販売、自然体験のガイドなどを本業としています。

その傍ら、プライベートでは小菅村ならではの暮らしを守るため、渋柿を収穫して干し柿作りを行ったり、梅畑の管理をしながら梅シロップなどを作ったりしています。


青栁さんから小菅村の獣害の状況についてお話を伺います。2021年6月に行った梅採りボランティアでは梅採りのレクチャーもしていただきました。


そんな青栁さんと、渋柿の皮をむき、湯通しした後に紐で吊るすまでの作業を行いました。

渋柿は事前に青栁さんが村内の柿の木から採ってきたものです。

ちなみに、小菅村は標高650mにある寒冷地のため、甘柿を植えても渋が抜けきらず、渋柿になってしまうことが多いそうです。


ボランティア当日は、青栁さんから作業の工程を聞いた後に作業スタート。


一番手間がかかったのは、皮をむく作業。

手袋を装着し、包丁とピーラーで皮をむいていきます。


むいた皮が実にくっつき、スピーディにむくのが実は難しいのです。


皮をむいた柿はさっと湯通しし、表面を乾かしやすくします。

表面が乾くことで、干し柿がカビにくくなります。


1つ1つ沸騰したお湯にくぐらせます。


湯通しした柿は紐をつけ、外へ干す準備ができました。


紐の両端に柿を結びつけます。


 

最後までやり切ろう!時間を延長してお手伝いいただきました。

 

干し柿作りは手間のかかる作業のため、予定していた時間内に全ての柿を紐で吊るすまで終わらせることができませんでした。

しかし、時間があるという参加者の方々のご厚意と熱意で、時間を延長してお手伝いいただきました。

 

 

その後20分ほど頑張ったおかげで、当日中に収穫していた渋柿を全て干し終えることができました。

 

 

「最後までやり切って帰りたい!」と全力で干し柿づくりをサポートくださる皆さんのおかげで、大変実りある企画となりました。

 

最後は記念撮影をして解散となりましたが、参加者の皆さんや青栁さん、スタッフの間に一体感が生まれたような感覚もありました。

 

出来上がった干し柿は無事販売されました。


ボランティア当日から1か月後(12月28日)に撮影した干し柿の様子。だんだんと水分が抜けてきているのが分かります。


干された柿は11月28日のボランティア企画後から約1か月半の間、青栁さんが猿やハクビシンなどの獣に食べられないように見回ったり、水分が抜けやすいように手で揉んだりと、管理をしていました。

 

1月12日頃にちょうどよい干し具合になり、無事に道の駅こすげやオンラインショップへの出荷が始まりました。


白い粉(柿に含まれるブドウ糖が結晶化したもの)がふいて、あまーい干し柿になりました!


干し柿はもちろん無添加で、外側は乾燥していて程よい歯ごたえがありますが、完成したばかりの干し柿は中はとろっと柔らかくねっとりと甘い、絶品干し柿になりました!

 

 

今後も1/2村民の皆様向けに、様々な企画を実施していきます!

 

干し柿作りに参加した皆さんからは、

「村のためになることをしたかったので、参加できて良かった」

「来年もぜひ参加したい」

「ボランティアでは、時間がかかっても最後まで作業をやり切りたい」

「柿採り以外にも、助けが必要な作業のお手伝いができたら」

「手仕事に興味があったので、干し柿の作り方が分かって良かった」

といった、さまざまな感想やご意見もいただきました。

 

いただいた声を生かしながら、

今後も梅採りや干し柿に加え、1/2村民の皆さんと村づくりを楽しむ企画を検討していく予定です。

第3弾以降のボランティア企画も随時「1/2こすげ村人メールマガジン」等でお知らせしますので、ぜひチェックしてくださいね!

 

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ボランティア企画のアーカイブはこちらから

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    atsumi

    2018年6月に千葉県から小菅村に移住。村の皆様からくらしの知恵を学びつつ、村の魅力を発信していくべく働いています!趣味は美味しいものを食べること・飲むこと。料理はまだまだヒヨコレベルです…。

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