“地上15メートルの体験”「フォレストアドベンチャー・こすげ」で遊んでみた
2023/08/11 ライター：小竹隼人
小菅村における観光の中心地といえば道の駅こすげ。
隣接するフォレストアドベンチャー・こすげ（FAこすげ）の敷地に入ると、そこは森の中の世界が広がっています。
フォレストアドベンチャーとは 森の中の空中を渡っていくフランス発祥のアウトドアパークです。 ”自分の安全は自分で守る”ことが大原則で、樹の上で自ら安全器具を操作しながら進みます。 簡単な体験ではないからこそ真剣になり、一緒に体験する家族や仲間との絆が深まりますよ。
▼フォレストアドベンチャーとは |
気軽に無料見学できます
最大15メートル（ビルの高さにしてなんと5階!）の高さに吊るされたグラグラ揺れる木の板や、幅わずか5センチのスラックラインを、命綱を握りしめながら進んでいく「アドベンチャーコース」。
身長110センチ以上であれば誰もが楽しめるように設計された「キャノピーコース」。
その周囲にはスラックラインや射撃体験場、トランポリンなどが配置されています。
この記事では「FAこすげ」の体験レポートをお送りします。
“地上5階のスリル”アドベンチャーコース
アドベンチャーコースから見た”里山”の景色
FAこすげには様々なコンテンツが用意されていますが、今回体験したのはスリルを満喫できる「アドベンチャーコース」。
身長140cmまたは小学校4年生から楽しめます。
▼詳しい利用条件はこちらをご覧ください
https://www.fa-kosuge.com/ad-course
コースは高い安全基準を満たしているとはいえ、遊び方を間違うと危険も伴います。
ハーネスを着用後、安全講習にて器具の使い方を教わり、ブリーフィングコースで練習を行いました。
スタッフと一緒にハーネス（安全ベルト）を着用
映像でコース上のルールやハーネスの使用方法を確認
ブリーフィングコースで練習
ちょうどコースに出るタイミングで少し雨が降り始めたのでカッパを着用しました。
多少の雨ならばアクティビティに特段の影響はないようです。
カッパは1着200円で販売もしています
アドベンチャーコースは全5サイト。
全5サイトを回ると2時間。
サイトが進むごとに徐々にレベルアップしていく設計です。
森の中に張り巡らされたコース
サイト3には、目玉アトラクションの一つでもあるスラックライン！
地上から高い、スラックラインが細い、グラグラと揺れる・・・恐怖の三拍子
16メートルという長さは「FA業界おそらく日本一」とのこと。
スラックラインはご存じの通り伸縮素材のため、中央はかなり揺れます。
上下のみならず、左右にも激しく揺れるので、ビックリして大声を発してしまう人もいるそうです。（私です。）
スラックラインの中央で立ち往生・・・この体の向きでは進めません
FAこすげで一番の高さを誇るのが、最高で樹上15メートルのサイト4。
私がいる地点は・・・
地上15メートルの高さ
最大約15メートルという高さは建物でいうと5階！
ビクビクしながらの撮影
頭では安全設計と分かっていても「絶対に踏み外したくない」本能が勝手に働き、なかなか体が動きません。
このドキドキ感覚を味わえるのがフォレストアドベンチャーの醍醐味!?
この日の気温は約18℃で特に暑くもありませんでしたが、なぜか汗（冷や汗？）びっしょりになっていました…。
道の駅こすげからも見える「里山ジップスライド」
サイト4の最後に待っているのが「森から飛び出し、畑を越え里山を見下ろす」里山ジッブスライド。
全長137メートルを、小菅村の自然を感じながら、一気に滑るのはクセになりそう。
ただし、転ばずに着地するのは中々難しいです。（無事に背中着地を決めました。）
県内製造のウッドチップは柔らかい！
アドベンチャーコースを締めくくるサイト5もジップスライド。
眼下の畑を見下ろしながら、最後のひと時を楽しみました。
（どうやって着地したらいいのでしょうか？）
“ユニバーサル設計”キャノピーコース
多くの人に楽しんでもらうためのユニバーサル設計
今回体験できなかったキャノピーコースについては、FAこすげのマネージャー関口さんにお話を聞きました。
「フォレストアドベンチャーは日本各地にありますが、ユニバーサル設計を採用しているのはFAこすげのキャノピーコースだけです。
小学3年生以下のお子さんや、屋外アクティビティに不安を持たれている方、障がいをお持ちの方にも楽しんで欲しいとの思いで設計されています。」
キャノピーコースのコンセプト作りに携わったマネージャーの関口さん
こんな嬉しいこともあったそうです。
「以前、全盲の方にキャノピーコースを体験していただきました。
終わった後、『楽しかった。次回はアドベンチャーコースに挑戦したい』と言って下さり、コースオープン前から関わった者としてこんなに嬉しいことはありませんでした。
様々な方に楽しんでもらえるよう、今後も工夫を重ねていきたいです。」
身長110cm以上で体験できるキャノピーコースは全部で7つのサイト。
最大の高さは6メートルで、ジップスライドも楽しめます。
▼「キャノピーコース」についてはこちらの記事でも紹介しています。
充実のサブコンテンツ
FAこすげには「アドベンチャーコース」と「キャノピーコース」以外にも様々なコンテンツが用意されています。
スタッフの盆子原さんが案内してくれました
エアライフル射撃
私が体験したのはエアライフル射撃。
種類が多いエアライフルの中でも、飛距離と命中精度を重視した「ボルトアクションエアライフル」を4丁取り揃えています。
その中から、等倍率レンズ「ドットサイト」、または倍率で標的を狙う「スコープ」のいずれかを選択します。
初心者でも的を狙いやすい「スコープ」を手に取り射撃場へ。
スナイパー気分!?
銃を構え、スコープ越しに金属の的を狙います。
慣れないと照準を合わせるのが少し難しい・・・
的までの距離は10メートル・15メートルと設置されていて、難易度を選択できるのが良いですね。
当たった時の「キーン」という音が気持ちいい！
料金:30発1500円（2023年8月時点）
トランポリン
元器械体操選手の関口さんが実演してくれました
色々な技に挑戦できるトランポリンも設置されています。（降雨時は裸足での利用）
料金:1グループ10分500円
※時間内の交代利用可（2023年8月時点）
無料コンテンツも多数！
FAこすげには手作りのティキトスが多数
紐で吊り下げたリングを、振り子の原理で“トス”して的のフックに引っ掛ける遊び「ティキトス」は大小様々なサイズが用意されています。（ほとんどがスタッフの手作りだそう！）
輪投げやスラックラインも待ち時間に楽しめます。
フォームが美しい盆子原さん
息ぴったり!?
これらは全て無料となっていて嬉しいですね。
無料でアスレチックを楽しめる「キッズコーナー」（FAパーク隣接）もアイテムが充実しています。
意外と本格的!?
まとめ
フォレストアドベンチャーを一言で表すなら「非日常」。
森の中を、地上を遠くに感じながら移動するスリルは、日常だとまずありませんよね。
地上15メートルの高さで体が硬直する感覚も新鮮でした。
小菅村に来る際には、ぜひフォレストアドベンチャーでも遊んでみてください‼
▼フォレストアドベンチャー・こすげ公式HP
料金やご予約はこちらからどうぞ
▼フォレストアドベンチャー・こすげを動画にて紹介しています
小竹隼人
2023年春、自然を求めて東京から小菅村に移住。地域おこし協力隊員です。
農業と狩猟をやりたい！