笑顔あふれた、多摩源流まつり2025 開催レポート
2025/06/06 ライター:青栁やすは
5月4日は「多摩源流まつり」の日。
今年も新緑が眩しい小菅村で、「第34回 多摩源流まつり」が開催されました。
晴天ながらさわやかな風のある日と過ごしやすい陽気の中、朝から多くの来場者でにぎわいました。
小菅村の豊かな自然と人の温かさを感じられる一日となった多摩源流まつり。
そんな2025年の多摩源流まつりの様子を、写真たっぷりでお届けします!
多摩源流まつりとは?
多摩川の源流域に位置する山梨県小菅村で毎年ゴールデンウィークの5月4日に開催される、村をあげてのお祭りです。
地元グルメ、郷土芸能、小菅村ならではの体験が楽しめるこのイベント。
都市部からの来訪者もたくさん訪れ、村民約600人の村に約7000人の人が集まり、今年で34回目を迎えました。
新緑の小菅村で行われるこの祭りは、小菅村の魅力がぎゅっと詰まった一日となっています。
朝から活気いっぱい!村全体が盛り上がる
朝8時半、小菅フィッシングヴィレッジにはすでに人だかり。
すべての魚種を大放流する、釣りイベントを楽しむ家族連れやグループが続々と集まっていました。
気温も上がり、まつり日和の一日がスタート。
10時半には出店が始まり、地元グルメや特産品を求める人で続々とにぎわいを増していきます。
今年はまつり会場にテーブルとベンチが配置され、食事やステージを満喫できる配慮がされていました。
11時からの開会式では、村長のスピーチに続いて小菅中学校の生徒による太鼓演奏が披露され、会場には大きな拍手が響きました。
地域のつながりを感じる出店ブース
今年は飲食ブースも例年以上に充実。
小菅村の生産者さんの工夫を凝らした一品や、山菜、また中央大学の学生による小菅村のジビエを使ったジビエカレーや、「1/2村人」の方による出店など。
小菅村と日頃から関わる人たちによるブースが目立ちました。
来場者からは「ただ楽しいだけでなく、小菅村とのつながりを感じられてうれしい」といった声も聞かれました。
▼小菅村の出店者ブース
▼子どもが楽しめるブースも
▼1/2村人や、協力団体、近隣市町村の出店
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会場を盛り上げる、様々なステージ企画
ステージでは、オープニングの和太鼓演奏に続き、小菅村の郷土芸能や、歌謡ショー、ヒーローショーが繰り広げられました。
今年の司会はFM.fujiでパーソナリティーを務める、佐藤ドミンゴさん。
子どもから大人まで、盛り上がる内容でした。
江戸時代からはじまったお神楽で、セリフがあり演劇性が高く、見ていて楽しいお神楽です。
見どころは、アドリブの力比べです!
遠くからでも美しさが分かる容姿ながら、力強い歌声で会場を魅了しました。
トークでは、師匠である細川たかしさんの意外過ぎる私服のお話が。
ドリカム、大黒摩季、Adoなどの曲を披露。
曲によってガラリと変わる歌声に、会場も盛り上がりました。
夜は幻想的なドローンショーでフィナーレ
今年の注目はなんといっても、小菅村で初開催となるドローンショー!
16時で昼の部を終えたあとは、「小菅の湯」でひと休みする人も多く、夜に備えました。
19時、再びまつり会場に集まり、夜空を見上げると、夜空に浮かぶ光のドローンたちが村の空を彩ります。
ヤマメや小菅川、小菅村らしいモチーフが次々に描かれると、観客からは歓声が。
幻想的な演出に、来場者は釘付けとなりました。
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来年は、ぜひあなたも多摩源流まつりへ!
自然、文化、人のつながりが感じられる「多摩源流まつり」。
今年来られなかった方も、来年の5月4日はぜひ小菅村を訪れてみてください。
春の山あいで、きっと心に残る体験が待っています。
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▶2024年 多摩源流まつり開催レポート
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▶2017年 多摩源流まつりを楽しむポイント
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青栁やすは
愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら