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小菅村にパン屋がオープン。無添加・手作りにこだわった小麦のおうち

2020/09/24 ライター:yamashi

 

 

5月に小菅村に新たに「小麦のおうち」という名前のパン屋がオープンしました!

 

※2021年8月に「源流パン工房」にリニューアルしました。テナントでの販売は行わず、道の駅こすげ物産館で販売を行っています。


リニューアルした「源流パン工房」。道の駅こすげ物産館で販売を行っています。


 

東京都豊洲で長年パン屋を営んでいたオーナーが作るパンは、無添加と手作りにこだわっています。

ふわふわ&もっちりでやさしい味。

そんな小麦のおうちのパンの秘密をご紹介します。

 

 

「小麦のおうち」のパンはどこで買えるの?

 

「小麦のおうち」は、道の駅こすげの敷地内にあるテナントハウスがお店です。


こちらのテナントハウスが「小麦のおうち」です


営業日は水、土、日曜日の11:30~16:00です。

(完売の際は早く閉店することや、天候等により営業日が変わることもあります。)

 

 

こちらのテナントハウスではパンの他に、ドリアやホットドッグ、パンナコッタなども販売しています。

 

 

また道の駅こすげ物産館の店内では、パンの他に「小麦のおうち」のクッキーやジャムが購入できます。

 

 

「小麦のおうち」のオーナーの會田さんは、娘さんと2人でパン屋を営んでいます。

 

 

「小麦のおうち」のオーナー會田(あいだ)さんは、東京都の豊洲で17年間パン屋を営んでいました。

数年前に豊洲にあるパン屋を息子さんに任せ、知り合いの紹介で山梨県に越してきました。

最初は山梨県都留市でカフェ兼パン屋を経営していました。

 

その後、道の駅こすげの駅長の紹介で小菅村に移住をし、小麦のおうちをオープンしました。

自然がいっぱいで環境もいいし、これも何かのご縁かと思い移住を決意されたそうです。

 

 

「小麦のおうち」のパンのラインナップがこちら


2020年7月取材時のラインナップです


上段の左からチョココロネ、ブルーベリークリームチーズパン、クリームパン、メロンパン。

下段はウインナー玉ねぎパン、グラタンパン、焼きカレーパンの7種類です。

 

こちらの王道7種類を、こ、こすげぇー編集チームで試食をしてみました!

 

 

まずは「小麦のおうち」のお惣菜パンからご紹介


まずは、一番左のウインナー玉ねぎパン


・具材とパンのバランスがいい

玉ねぎ(小菅村産)の甘さとウインナーの旨味が、ケチャップとチーズのやさしい味付けとパンの甘さに引き立てられていて、とても美味しかったです。

 


小菅村のヒラタケを使った、グラタンパン


・ヒラタケの旨味がしっかり感じられる

・手作りベシャメルソースがやさしい味で美味しい

・玉ねぎの程よい甘さがとベシャメルソースの塩気と合う

この具材は、パスタやご飯と合わせても絶対美味しいと思いました。

ヒラタケと玉ねぎは小菅村のものを使っているそうです。

 


焼きカレーパン


・中身のキーマカレーは、お肉と細かく刻まれたが野菜が、旨味たっぷりで美味しい

・ほど良くあと引く辛さ

・パンは揚げずに焼いているカレーパンなので、罪悪感が少ない

パンのやさしい甘さと、後からくる辛さが癖になる一品です。

 

 

次は「小麦のおうち」の菓子パンをご紹介


一番左のチョココロネ


・チョコクリームはやさしい甘さで、軽い食感

筆者はコンビニのチョココロネしか食べたことがなかったので、その味を想像して食べたら全然違いました。

甘ったるくなく、口に入れた途端にココアの風味が口いっぱいに広がり、新感覚のチョココロネでした。

會田さんはケーキ屋で働いていたこともあるそうで、チョコレートクリームもその時に培った技術を使って作っているそうです。

 


ブルーベリークリームチーズパン


・クリームチーズのコクとジャムの甘酸っぱさの相性が抜群

・ジャムはブルーベリーのつぶつぶ食感が残っている

ブルーベリージャムは小菅村で採れたものを、手作りジャムにして使用しているそうです。

 


クリームパン


・きれいな色味で、玉子が引き立つやさしい甘さ

・カスタードクリームがやわらかくてふわっとした食感で、パンのやわらかさとバランスがいい

個人的には一番好きなパンでした。

パンとカスタードクリームというすごくシンプルな組み合わせのパンですが、自家製カスタードのやわらかい食感がプリンのようで、やさしい甘さはなんとも言えません。

 


一番右のメロンパン


・しつこくない甘さのクッキー生地で、ぺろりと食べられてしまう

・外はサクサク、中のパンはしっとり

・道の駅では、一番人気

食べた瞬間の食感が一番印象的でした。

外のサクサク感で、パンのしっとりさが際立っていました。

クッキー生地には、手作りのバターが使われているそうです。

 

すべてのパンに共通することは、

・ほんのりやさしい甘さの、ふんわり&もちっとしたパン。

・そんなやさしいパンの存在を際立たせる、具材になっている。

・飽きのこない味。

・食べた後の罪悪感がないパン。

ということでした。

 

 

「小麦のおうち」のこだわりは?

 

パンを食べ終え、オーナーの會田さんにお話を伺いました。

 

-「小麦のおうち」のパンの”こだわり”を教えて下さい。

香料や乳化剤やイーストフードといった添加物を一切使わない無添加で、手作りをしています。

コンビニの味に慣れていると薄味だと感じるかもしれませんが、具材と素材独時の旨味を感じられる味付けにしています。

 

 

-無添加にこだわっているのには理由があるのですか?

元々、子どもがひどいアレルギー体質で、市販のパンやお菓子が食べられなかったため、自宅で手作りしたことがきっかけでした。

お砂糖は精製されている上白糖は使わず、てんさい糖や粗糖を使っています。

現在お店で販売しているパンは、家で子どものために作っていたものと同じ原料です。

身体にやさしいパン作りを大切にしています。


原材料がシンプルなので、子どもに食べさせるのにも安心です。


-パンの食感がしっとりやわらかくてもちもちですごく美味しかったのですが、食感にこだわっているところってあるんですか?

そうですね。

乳化剤やイーストフードなどを使わずに手ごねに近い方法で作っているので、食感がもちもちに仕上がります。

なので見た目も丸っこい可愛らしい形になるんですよ。

 

食感にこだわっているというより、素材やこね方にこだわっています。

それで結果的に食感が良くなっているんじゃないんですかね。

 

-具材に対してのこだわりはあるんですか?

ブルーベリーやヒラタケ、玉ねぎなどは小菅村で採れた、無農薬のものを使っています。

メロンパンのクッキー生地、ホワイトソース、カスタードクリーム、コロネのチョコクリームなどは、素材からお店で手作りで作っています。

パン生地もそうですが手作りにこだわっていますね。

 

-今後、新商品を作る予定はありますか?

時期は決まっていませんが、考えていきたいですね。

小菅村の食材や、山梨県のフルーツを使ったパンも作ってみたいです。


取材後の8月にはベシャメルソースにズッキーニとタンドリーチキンが入った「タンドリーチキン」、「ハムコーンマヨ」「あんぱん」が販売されていました!


-ありがとうございました。

 

 

さいごに

 

パン生地も具材も手作りしているというお話を聞いて、良いものをお客さんに食べてもらいたいという想いが伝わってきました。

みなさんも小菅村に立ち寄った際には「小麦のおうち」のパンを食べてみてください。

 

※2021年8月に「源流パン工房」にリニューアルしました。テナントでの販売は行わず、道の駅こすげ物産館で販売を行っています。


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    yamashi

    こんにちは。僕は地元小菅村で林業の仕事をしている傍ら小菅村の素晴らしさを皆様に伝えるべくライターとしても活動しています。これからも沢山四季折々の素晴らしさを発信していきますのでチェックしてみて下さいね。

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