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田舎での新しい働き方!vol.2 物流の未来を担うSkyHub®小菅村で活躍する若手スタッフに直撃!

2022/12/08 ライター:A.H

 

 

最近、田舎への移住や二拠点生活(二地域居住)が注目されています。

小菅村にも移住者や二拠点生活をする人たちが増え、様々な働き方をしている人たちがいます。

 

今回は、二拠点生活をしながらSkyHub®小菅村という先進的な事業に取り組む会社で働く若き店長、成田実穂さんにインタビューしました。

小菅村で働くことになったきっかけや、仕事のやりがい、二拠点生活についてなどお話を聞きました。


小菅村では、ドローンが荷物を運ぶ風景が日常になりつつあります。


 

どんなきっかけで小菅村で働くことに?

 

 

ー小菅村にある会社に就職しようと思ったきっかけを教えてください。

所属していた中央大学の講義で、小菅村について知り、小菅村で買い物代行の仕事ができる人の募集があったことがきっかけです。

この講義は”社会起業家の育成”を目的としたものでした。

地域おこし協力隊で小菅村に移住した後に起業した村民の方が講師となって、小菅村でのビジネスの事例などを教わりました。

 

講義を通じて、小菅村で地域の課題解決を仕事とすることに興味を持ちました。

しかし移住するのはハードルが高かったため、東京都と小菅村を行き来しながら働くことになりました。

1年間アルバイトとして働いた後、大学卒業を機に株式会社NEXT DELIVERYに就職をしました。

 

 

先進的な事業展開をするSkyHub®小菅村での仕事内容は?

 

ーSkyHub®小菅村ではどんな仕事をしているんですか?

私は株式会社NEXT DELIVERYが運営する、SkyHub®小菅村の担当をしています。

SkyHub®小菅村の店長として、買い物代行に関わる業務全般をしています。

 

SkyHub®小菅村には、お客さんにドローンや車で商品を届けるための事務所と倉庫があります。

SkyHub®小菅村を拠点に、食品や日用品をドローンで届ける「SkyHub®ストア」、村外のスーパーでの買い物を代行する「お買い物代行サービス」の2つのサービスを運営しています。


「SkyHub®ストア」は、村民が注文した商品をドローンや車でお届けするサービス。成田さんは、利用者を増やすためにお知らせを流したり、注文を受け付けた商品を配送するための準備をしたりしています。

スーパーでの「お買い物代行サービス」では、注文受付から、近隣のスーパーへの買い出し、自宅へのお届けまで行うこともあります。


その他にも、小菅村で積み上げたサービスのノウハウを、他地域に展開するための企画なども行っています。

 

SkyHub®小菅村については、こちらの記事で詳しく紹介しています

SkyHub®小菅村ってどんなところ?村民に”便利を届ける”お買い物サービスを取材しました!

 

ー成田さんの働く会社はどんな会社なのですか?

私の所属する株式会社NEXT DELIVERYは、2021年に設立された、小菅村に本社を置く会社です。

SkyHub®小菅村は、株式会社NEXT DELIVERYが運営しています。

株式会社NEXT DELIVERYは、産業用ドローンの研究開発を行う株式会社エアロネクストの戦略子会社です。

 

 

トラックや鉄道といった既存の輸送手段とドローンを組み合わせた、いつでもどこでもモノを届けるための仕組みを、小菅村から全国に展開していくことを目指しています。

 

 

SkyHub®小菅村で、若くして”店長”を務める成田さんのやりがいや目標

 

ー仕事のやりがい、面白さを教えてください。

困っている人を助けることができることにやりがいを感じています。

利用者の中には、自由に買い物に行くことのできない高齢者の方や、体調を崩した時に買い物に行けなくて困っている方もいらっしゃいます。

利用者から感謝の声やおすそ分けをいただくこともあり、その気持ちが本当にうれしいです。


「お買い物代行サービス」で注文できる商品カタログ。成田さんは高齢者の方でも読みやすいよう、大きな文字や写真にするなど工夫をしています。


また、高齢者の方が楽しんでサービスを使ってくれているのもうれしいです。

高齢者の方からは、村内で買うことが難しいお寿司や生クリームのデザート、チラシで特集される地方の特産品の注文が入ることも多くあります。

 

村民の方は助け合って暮らしているので、生活必需品などが手に入らないことは少ないようですが、「このメーカーのこれがほしい」「生ものが食べたい」といった、ちょっとした贅沢は遠慮して頼まなかった人たちもいたようです。

SkyHub®小菅村では、こういった”ちょっとした贅沢”にも応えられていることが分かり、うれしく思いました。

 

ー逆に、大変なことはありますか?

大変なことは、注文者からの要望も踏まえ、スーパーで商品の目利きをすることです。

特に生鮮食品は、品質やサイズ感などを注文者と事前に丁寧に確認しておく必要があります。

注文者をがっかりさせたくないという想いで、取り組んでいます。

 

ー今後の仕事の目標を教えてください!

会社としては、SkyHub®小菅村での経験を活かして、全国の課題を抱える地域にもサービスを展開していくことを目指しています。

そのため、まずは村民の皆さんにどんどんサービスを利用してもらいたいと考えています。

たくさん利用してもらうことで、多くの学びや発見が出てくるので、全国展開に向けたサービスの改善に繋がっていきます。

 

今多く利用してもらっている高齢者以外にも、子育て世代など幅広い世代の皆さんにも使ってもらうことも目標です。

困っているのは高齢者という印象も強いですが、共働きや単身の世帯からも、昼間買い物に行けないという声を聞きます。

一見困っていないと思われがちだった層にも、利用してもらう工夫をしていきたいです。


ドローンでの配送が始まった当初は、子どもにドローンを見せるために親御さんたちが注文をしてくれることも。


 

小菅村での仕事環境や二拠点生活はどう?

 

ー小菅村の会社に勤めてみてどうでしたか?

「小菅村で働くことをよく決めたね」と言われることがありますが、大学在学中の2年間、講義で小菅村のビジネスや取り組みを学んでいたので、小菅村での仕事や生活に大きな抵抗はなかったです。

 

ー新卒で入社し、店長という責任ある立場で働くことはどうですか?

ポジティブな性格なので、村民の皆さんや会社のメンバーなど様々な人に支えてもらい、楽しく働けています。

村民の役に立っているという実感もあり、社会の課題解決にも役に立っているという仕事にやりがいを感じています。

 

ー二拠点生活をしてみてどうですか?良いところや不便なことなどあればぜひ教えてください!

小菅村は東京と行ったり来たりしやすく、都会での暮らしや娯楽も楽しみつつ、小菅村でのんびりした暮らしもできるところが気に入っています。

不便なことは、強いて言うなら車がないこと。

通勤や個人的な買い物などは、公共交通機関を使ったり友人の車に乗せてもらったりしています。

 

 

さいごに

 

成田実穂さんから、小菅村での働き方や二拠点生活などを教えてもらいました。

小菅村は少数精鋭でビジネスを行っていることが多く、成田さんのように若い人たちも責任ある仕事に取り組み、活躍をしている印象です。

また小菅村は東京から約2時間という場所にあるので、二拠点生活もしやすいということが分かりました。

 

これからSkyHub®小菅村が暮らしのインフラとして整備され、小菅村で働く人が増えたり、移住者の定着やUターンに繋がったりしていくととうれしいです。

田舎での働き方の参考にしてみてください。

 

 


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    A.H

    東京から移住し、3人の子育てに奮闘中。絵を描く事を通じて、小菅での生活を楽しんでいます。特に冬の雪山がお気に入り。

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