わさびまるごと1本どうしよう!生わさび活用レシピ
2020/10/01 ライター:青栁やすは
多摩川の源流部にあたる小菅村。
村の中心には多摩川に注ぐ小菅川が流れ、山からはいくつもの沢が注いでいます。
そんな清流の沢で育つわさびは、小菅村の特産品の一つとなっています。
道の駅こすげ物産館では、わさびが丸々1本売られている他、季節によってはわさびの花や茎、わさび漬けといった加工品が売られています。
お刺身にちょっと添えるというイメージのわさび。
美味しくても、まるごと1本もどうすればいいの?
という方のために、ちょっと日持ちするレシピや保存方法をお伝えします。
あっという間に、わさび1本を消費してしまうので、生わさび1本を買ってチャレンジしてみてください!
生わさびをおろす前に!わさびは、どこが食べられるの?
生わさびはひげ根が取られ、茎の部分が少し付いた状態で売られています。
表面はゴツゴツしていて、緑色の中に黒っぽい部分がポツポツとあります。
この黒っぽい部分は食べても美味しくなく、見た目も良くないので、包丁で取り除きます。
そのまま一番下の方からすりおろしたくなりますが、茎の部分を切り落として頭の部分から使います。
大根と同じように、上の方が甘辛く下の方が辛いそう。
一番美味しい部分が茎に近い所なので、頭から使うんですね。
全部使わない場合は、濡らしたクッキングペーパーで包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫で保管します。
こうすれば半月~1ヶ月は保存できます。
わさびの下準備ができたら、わさび料理にチャレンジです。
千切りわさびの醤油漬け
簡単に作れて、日持ちし、使い方も色々とある醤油漬けです。
作り方は簡単。
わさびを薄切りし、千切りにします。
めんつゆに漬けたら完成で、1~2日置いてから食べます。
つーんとした辛味はほとんどなく、わさびのシャキシャキの食感がおもしろい一品です。
わさびの香りが楽しめ、辛くないのでぱくぱく食べてしまいます。
冷奴に漬けた醤油ごと乗せたり、
クリームチーズと一緒にパンに乗せたり、
お肉と一緒に食べたり、と使い方は無限大です。
冷蔵庫で保管し、だんだん香りは抜けていきますが、2週間ほど置いても大丈夫でした。
わさびクリームチーズ
こちらもクリームチーズと混ぜることで日持ちし、使い方も色々と広がります。
目の細かいすりおろし器で、わさびをすりおろします。
クリームチーズとわさびを合わせます。
もっとわさびが多くても良かったなと思う割合でした。
混ぜると、ほんのりわさび色に。
あっという間に完成です。
サラダに乗せて、和風ドレッシングでいただきました。

色々カナッペ。わさびクリームチーズにベビーリーフやトマト・アンチョビを乗せました。
お肉やパスタに合わせたりと、こちらも使い方が無限大です。
冷蔵庫で保管し、辛味は抜けていきますが、1週間ほど置いても大丈夫でした。
いかがでしたか?
今回は生わさびを1本用意し、半分は醤油漬けに、半分はわさびクリームチーズにしました。
どちらも、あっという間に食べてしまったので、2本あっても食べ切れたな!と思いました。
わさびの辛味は揮発性なので、調理した場合はフタがぴったり閉まる容器に入れてくださいね。
「生わさび」は、道の駅こすげで購入いただけます。
● 道の駅こすげ 物産館
小菅村に来たら、こちらでどうぞ。

青栁やすは
愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら