わさび作りに大切なのは太陽と水と砂。3つが揃う小菅村の綺麗な山と沢。
2018/10/20 ライター:佐藤葵
今年の夏は、涼しいはずの小菅村も猛暑日が続きとても暑かったです。
しかし、最近は秋になり暑さも和らぎ、過ごしやすい気温となりました。
紅葉の季節がやってきますので、山歩きやドライブも楽しみです。
そんな秋の旬の一つといえば、源流の里小菅村の名産「わさび」。
実はこのわさび、葉っぱや茎まで全部食べられる優れものなんです。
上から下まで全部食べる事ができるなんて、すごい植物ですね。
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緑が鮮やかなわさびの葉。花の時期は4月。白い花が可愛らしいです。
今回は小菅村の特産品でもある わさび をご紹介したいと思います。
小菅村のわさびが美味しい理由は?
小菅村の農家さんに聞いたところ、わさびに適した条件は
➀太陽 育成時期に1日2〜3時間の日照が理想的
➁水 湧き水は水温が安定しているから
➂砂 柔らかいすな
の3つだそうで、小菅村のわさび田はこの条件が揃っているそうです。
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太陽が1番高くなった時にわさび田全体に日が当たります。この時は10時過ぎくらいです。
ポイントは、沢の両側に木(落葉樹)がありちょうど良く日が当たる事。
木がないと日が当たり過ぎて、水温が上がりわさびには良くないようです。
1番日が高くなった時、2〜3時間ほど太陽が当たるのが理想だそうです。
(逆に冬場は木の葉が落ちて日当たりが良くなります)
そして山からの綺麗で豊富な湧き水は、水温が安定しているのでわさびの育成に適しているのです。
わさびが美味しいすりおろし方
農家さんから、生わさびの美味しいすりおろし方を教わりました。
基本的には皮は剥かなくてもいいそうです。
気になるようであれば、黒い部分は取り除いてください。
目の細かい鮫肌のおろし器で わさびの上の部分から「の」の字 を書くように やさしく おろしてください。
決して力任せにゴリゴリやらない事。
ワサビ作りの名人から教わりました。
そうすると香りも良く、辛味も出てくるそうです。
ぜひお試しください。
わさびの美味しい食べ方
小菅の湯の物産館では生わさびをはじめ、わさび製品が販売されています。
わさびと言えばわさび漬けが一番有名でしょうか。
小菅村では家庭で作る方も多く、おすそ分けで頂いたりする機会もあります。
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小菅の湯の物産館にも小菅産のわさびを使ったわさび漬けが販売されています。
葉をてんぷらにしたりもします。
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ぴりっとして美味しい天ぷらになりました。
すりおろしたわさびとご飯にお醤油をたらした、 わさびご飯 もなかなか美味しいです。
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醤油をお好みでかけて、よく混ぜてからいただきます。
わさびの保存方法
お蕎麦の薬味やお刺身に使ったあとに、わさびが残ってしまう事があると思います。
そんな時は、濡れた新聞紙に包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫で保管するといいそうです。
新聞紙を交換したりして乾かないように保管出来れば、半月から1ヶ月くらいはもつそうです。
秋はわさびの旬の季節です。
小菅村の美味しいわさびを是非お試しください。
「生わさび」は、道の駅こすげで購入いただけます。
● 道の駅こすげ 物産館
小菅村に来たら、こちらでどうぞ。
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佐藤葵
小菅村に住み始めて10年が過ぎました。 家族と共に小菅村を楽しみながら暮らしています。ここ数年の夏は家庭菜園で野菜作りも始めました。近所の達人に助言していただきながら修行中!