竪穴式住居に泊まって原始体験?!原始村キャンプ場をご紹介
2021/08/20 ライター:koma
みなさん「夢」ってありますか?
私はあります。
私の夢は、憧れの世界で現実を忘れて過ごす事です。
あ〜一度でいいから、憧れの原始時代に行ってみたいな〜!
マンモスの骨付き肉食べたいな〜!
そんなレアな体験が小菅村でできるんです!
竪穴式住居に宿泊できて、シカ肉を食べられるのが「原始村(げんしむら)キャンプ場」です。
これからキャンプを始めてみたい人やファミリーでのキャンプから、玄人キャンパーにもオススメな原始村キャンプ場をご紹介します。
原始村キャンプ場の全体図
場所は山と川に囲まれた、大自然たっぷりの小菅村。
東京から車で2時間ほどの、奥多摩のさらに奥にあります。
周囲を山に囲まれた小菅村は、実は縄文中期から後期にかけての土器や石器が出土しており、古くから人々が生活を営んでいたことがわかっています。
原始村キャンプ場はそんな原始時代の様子を模した、小菅村ならではの施設です。
こちらが小菅村にある、原始村キャンプ場の全体図です。
原始村キャンプ場は、3種類の宿泊場所があります。
竪穴(たてあな)式住居、横穴式住居、テントサイトです。
それぞれの宿泊場所を詳しくご紹介します。
竪穴式住居の内部に潜入。これであなたも縄文人!?
まずご紹介するのが竪穴式住居です。
竪穴式住居は縄文時代の代表的な家で、地面をほって何本か柱を立て、その上に屋根をかけた半地下式の家です。
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こちらが外観です。あれっ?縄文時代にタイムスリップしちゃった?
外観からして現実を忘れることができそうです。
縄文時代にタイムスリップした様な建物に大興奮です。
早速中に入ってみると、広い土間の先はフローリング。
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目の前の囲炉裏で今日の獲物を料理したい所ですが、建物内は火気厳禁となっています。
定員は6名で、全員で寝袋を敷いて寝られる広さがあります。
まわりにぐるっと棚のようなスペースもあるので、そこに荷物を置けば寝るときも邪魔になりません。
室内には照明とコンセント2口が完備されており、縄文らしからぬ便利ポイントありです。
入り口は低いですが、中の天井は高いので身長172cmの筆者でも天井に頭をぶつける心配はありません。
中はフローリングとシンプルな内装なので、小さい子どもとも安心して宿泊することができます。
横穴式住居のご紹介
お次は横穴式住居のご紹介です。
横穴式住居は縄文時代よりさらに歴史が古く、旧石器時代から岩陰などの横穴式住居や洞窟が家として使われていました。
横穴式住居は竪穴式住居の下、地面の中に作られています。
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洞窟のような見た目で、頑丈そうな作りです。
床はフローリングで、二段ベッドと荷物が置ける棚があります。
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二段ベッドは、縦に2人で寝ても余裕のある広さ。
二段ベッドは、2人×2段×2箇所あり、8人が寝られる広さがあります。
2口コンセントと照明も完備しています。
見た目はワイルドですが、室内はバンガローの様になっているので、キャンプ初心者でも快適に泊まれるようになっております。
また、こちらの建物内も火気の使用は不可です。
トイレと炊事場もすぐ近くなので、子ども連れにも嬉しい建物です。
キャンプ初心者から玄人まで楽しめるキャンプサイト!
原始村のキャンプサイトは、多摩川を目の前にした河原にあるめずらしいキャンプサイトです。
またマンモスを追いかけて暮らしていた原始時代には、人々は動物群れを追いかけながら移動し、川沿いや高台でテント生活を送っていたそうですよ。
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ここでは何も追いかけず、何にも追われず、リラックスしましょう。
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川沿いのテントサイトですが、比較的平らで、砂利の地面となっています。
テントサイトは、6区画あります。
・ソロ区画×1(5m×4m)
・広々区画×1(15m×6m)
・テントサイト×4(10m×5m)
川のせせらぎを聞きながら焚き火をのんびり眺めながら過ごせば、とっても贅沢な時間になりますね。
(河原は直火不可なので、焚き火台を使って焚き火を楽しみましょう。)
キャンプをしてみたいと思っても、テントや寝袋・調理器具など、必要なものって意外と多いですよね。
原始村ではキャンプ道具を持っていない初心者でも安心な、キャンプギアのレンタルも行っています。
事前に予約すれば、テントやタープ、キャンプチェアなどレンタルできます。
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こちらは「手ぶらキャンプセット4名」。テント・タープ・チェア・テーブル・ランタン・シュラフ・コット・コンロがセットになっています。
また、当日レンタルできるものもあります。
(寝袋・焚き火台・バーナー・調理器具など。)
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後ろに写っているのはウレタンマットとタオルブランケットです。
これだけの品揃えなら、少ない荷物で来れそうですね。
シャワーもバッチリ完備されているので快適なキャンプができそうです。
その他、原始村キャンプ場内の施設をご紹介
原始村キャンプ場は必要な施設や設備が揃っているので、気持ち良くキャンプをすることができます。
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炊事場
調理台が大きく、流しも広々しています。
屋根がついているので雨が降っても安心です。
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BBQ棟
BBQ台とU字溝、椅子、作業台があります。
BBQ棟は竪穴・横穴式住居の宿泊者は無料で利用できます。
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冷蔵庫とタヌキも完備!
キャンプ場利用者が共同で利用できる冷蔵庫です。
持ってきたものに氏名を記入して使うことがルールとなっています。
生ものなど、クーラーBOXなどでは心配なものも冷蔵庫に入れておけば安心です。
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綺麗な洋式トイレを完備。
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多目的トイレもあります。
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快適なシャワールーム
男女各2つずつあり、1回¥300で利用できます。
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シャワールームの近くには、オムツ台も完備。
原始村キャンプ場はオートキャンプ場ではないため、車の乗り入れができません。
受付が済んだら荷降ろし場に車を停め、無料で貸し出してくれる台車を使って荷物を運びます。
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受付棟の横に荷降ろし場があります。
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荷物を降ろしたら、専用の駐車場に駐車します。
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キャンプ場内を流れる川は、川遊びOK!
キャンプ場利用者であれば、テントサイトのある河原での水遊びや、花火を楽しむこともできます。
(打ち上げ花火はNGです。)
川の水は多摩川源流ということもありとても冷たいので、ラッシュガードがあると良いです。
浅瀬であれば、小さい子どもも遊べます。
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魚のつかみ取り体験場所の整備をしていました。
事前に予約をすれば、ヤマメやニジマスのつかみ取り体験をすることができます。
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川を見ながら喫煙できるスペースもあります。
また、原始村キャンプ場内はペットNGです。
夏に来ることを想像すると、ワクワクが止まりません!
受付方法と売店のご紹介
まずキャンプ場に到着したら、道沿いにある大きな建物で受付をします。
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春に咲く原始村のまわりの桜は、見ごたえがあります。
建物は、食事処兼キャンプ場の受付となっています。
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建物内に入ると、受付があります。
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クレジットカードや各種電子マネーでもお支払い可能です。建物内はWi-Fiも完備されています。
受付横にはキャンプギアの貸し出しや、キャンプにあると便利なグッズなどが並んでいます。
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キャンプ用グッズ。薪は針葉樹、広葉樹の2種用意されています。
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食材は各自で持ってきてもらいますが、買い足すのにちょうどよい食料も用意されています。
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原始村キャンプ場を運営する(株)boonbooによる小菅村産ジビエ肉。た、食べた〜い!
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原始村キャンプ場おすすめのスウェーデントーチ。
丸太に切り込みを入れたスウェーデントーチは、焚き火を楽しんだり、調理に使ったりすることができます。
古くから北欧では「かがり火」として使われていたとか。
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受付や食事処を担当している草川さん(左)と鈴木さん(右)です。
キャンプ場を運営しているのは、小菅村にある株式会社boonboon(ブンブン)。
鹿を中心としたジビエの捕獲から加工・食肉販売から、自然体験のガイドまで手がける会社です。
boonboonで獲った小菅村産の鹿肉は、原始村の食事処ムッカで提供されています。
食事処ムッカは、ランチのみの営業。
ジビエ料理を食べられる食事処です。
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一番人気の鹿肉を100%使用した鹿バーグ定食(メニューは時期によって変わります)。
獲れたてジビエ料理と一緒に、小菅村で造られたFar Yeast Brewingのクラフトビールも楽しめます。
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数量限定の「原始村用」ラベル!
原始ホワイトは苦味がほとんどなく柑橘の香りを感じる味わいで、後味もキレが良くジビエ料理にも合うビールです。
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食事処の外には緑が広がり、とってもいい雰囲気です。
食事処ムッカ(原始村キャンプ場内)
営業時間:11:00~15:00(ラストオーダー14:30・ランチメニューはなくなり次第終了。)
定休日:不定休(HPをご覧ください)
さいごに
いかがでしたでしょうか。
原始時代にタイムスリップしてのんびり過ごすという夢が叶いそうですよね?
別にそんな夢はなくても、これからキャンプを始めてみたい人やファミリー、キャンプ玄人にもオススメのキャンプ場です。
ぜひ自然豊かな小菅村にある原始村で、原始体験やゆったりキャンプ、小菅村の味を楽しんで頂ければと思います。
●株式会社boonboonについてはこちら
http://npokosuge.lolipop.jp/boonboon
●原始村キャンプ場・食事処ムッカ
HP:https://www.genshi-mura.com/
![](https://ko-kosuge.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_5228-80x80.jpg)
koma
縁あって、