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美味しくジビエを食べたい!鹿のブロック肉で作る、ローストディアと竜田揚げ

2020/07/01 ライター:佐藤葵

 

 

ジビエに興味はあっても、なかなか手に入れる機会がないジビエ肉。

また手に入っても、調理方法が分からないという方も多いのではないでしょうか?

 

しかしジビエ肉は高タンパク・低カロリーで栄養が豊富です。

牛肉と比べて脂質が5分の1、カロリーは半分以下なのに鉄分は1.7倍と嬉しいお肉。

小菅村で販売されているジビエ肉は丁寧に下処理されているため、独特の獣臭さは少ないのでぜひ食べていただきたい一品です。

 

前回は下味も付けられ、蒸し焼きにするだけで簡単にジビエ肉を味わえる「鹿バーグ」をご紹介しました。

美味しくジビエを食べたい!鹿バーグでカフェ風ランチ

 

 

鹿のブロック肉で作る、ローストディアと竜田揚げが絶品!

 

今回も小菅村にある、ジビエの食肉加工を手掛けるboonboon(ブンブン)に依頼して、鹿のブロック肉を注文しました。


鹿肉は脂身のない、ヘルシーな赤身肉です。


鹿肉料理の中で、シンプルに焼いて食べる以外の料理法で美味しいと特に人気なのがローストディアと竜田揚げ。

ちなみにディアは英語で鹿という意味です。

 

特にローストディアは低温でゆっくり火を通すことで、柔らかく、肉の旨味が引き出されて美味しいと評判です。

今回はこの2品の作り方を紹介したいと思います。

 

 

鹿のロース肉でローストディア

 

boonboonに「ローストディアを作るのに鹿のブロック肉が欲しい。」と注文した所、ロース(お肉の部位)がいいとのことで、ロースのブロック肉300gを用意しました。

ロース肉はやわらかい肉質をしている反面、パサパサになりやすい性質があります。

また鹿肉は全般的に脂身が少ないので、焼きすぎると固くなるので調理には少しコツが必要です。

 

しかしローストディアは低温でゆっくり火を通すので、固くなったりパサパサにならず、美味しく鹿肉を食べるのにピッタリな調理方法なんです。


ブロック肉に塩、胡椒、ニンニクを擦り込む。

ラップに包んで30分ほど寝かせます。

油をひいたフライパンを熱して焼き目をつけます。

全体的に焼き色がついたらOKです。


肉汁を閉じ込めるために表面だけを焼きます。

中まで火が通らないよう、さっと焼くのがポイント。


ジッパー付きビニール袋に空気を抜いて入れます。

70℃〜80℃のお湯を用意します。お肉が入ると少し温度が下がるので80℃ちょっとのお湯です。

鍋肌に触れて袋が溶けるのが心配なので、ザルに入れました。このまま蓋をして30分。

時々、70℃〜80℃に保たれているか確認します。下回っているようであれば温めて温度を上げます。


ジビエ肉を含む全ての肉は、肉の中心部の温度が75℃で1分以上加熱、またはそれと同等の調理をすることで安全に食べられるそうです。(厚生労働省HPより)


30分後。中のお肉は赤いですが、肉の中心部まで温まっているので完成です。


 

ソースはお好みでどうぞ。

今回はオニオンソースにしてみました。

みじん切りの玉ねぎを炒め、袋に残った肉汁と赤ワイン、醤油、砂糖で味付けしたものです。

 

 

 

子どもにも人気の竜田揚げ!

 

次は簡単で美味しい竜田揚げです。

竜田揚げにはもも肉がオススメとのことで、もも肉を使います。


ブロック肉を7mm〜8mmの厚さにスライスします。

醤油、みりん、生姜を入れてもみ込みます。味付けはお好みでどうぞ。そのまま30分ほど置いて味を馴染ませます。

片栗粉をつけて

揚げます

野菜を添えて…出来上がりです。


 

いかがでしたでしょうか?

 

 

手に入りにくいお肉だからこそ美味しく食べたい!と思い少し手間をかけた料理法に挑戦してみました。

ブロック肉は道の駅こすげの物産館での入手が難しいかもしれませんが、よく売られているスライス肉を使っても竜田揚げはできます。

味付け済みのスライス肉ならもっとお手軽に、そのまま片栗粉をまぶして、丸めて揚げたら完成です。

 

ちょっとしたコツを踏めば、ジビエ肉は美味しくいただけます!

是非お試し下さい。

 

 

【こちらで購入できます】

●株式会社boonboon

ブロック肉や味付けスライス肉は、直接ご注文ください。

Mail: info@bb-kosuge.com

 

●道の駅こすげ 物産館

小菅村に来たら、こちらでどうぞ。

HP: http://kosuge-eki.jp/

 


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    佐藤葵

    小菅村に住み始めて10年が過ぎました。 家族と共に小菅村を楽しみながら暮らしています。ここ数年の夏は家庭菜園で野菜作りも始めました。近所の達人に助言していただきながら修行中!

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