雑穀がお肉に変身?!小菅村産の雑穀でヘルシークッキング
2020/10/22 ライター:A.H
栄養価が高く、十五穀米などに入っていたりと、健康的な印象の強い雑穀。
急斜面でお米が育ちにくい小菅村の畑でも、昔から雑穀はよく育てられてきました。
小菅村の雑穀についてはこちらの記事でも紹介しています。
筆者も、たまに大好きな小菅村の雑穀を使ってちょっと変わり種のメニューを楽しんでいます。
身体にやさしく、つぶつぶしていて他にはない食感が楽しめます。
中でもタカキビという雑穀はお肉のようなボリュームが出て、子どもにも大好評です。
今回は、我が家で大好評のタカキビのハンバーグのレシピをご紹介します。
また、タカキビを他の料理に活用できるよう、タカキビの炊き方もご紹介します。
タカキビ(高黍)について
タカキビは、モロコシ・ソルガムとも呼ばれるアフリカ原産の雑穀。
インドや中国、アフリカでは今でも主食として食べられています。
中国名はコウリャンで、お米より粒が小さく色はダークレッド。
粒を炊いて食べたり、硬いので粉にして餅や団子にして食べたりしてきました。
タカキビの炊き方
タカキビは他の雑穀より硬く、お米のように炊くのに時間がかかります。
料理に使う時も、先に炊いておくと色々と活用できますよ。
炊いたタカキビは冷凍保存もできます。
お米のように、タカキビは炊くと2~3倍ほど膨らみます。
1カップだと少なく感じるかもしれませんが、炊けた後はかさが増します。
【材料】タカキビ 1カップ
水 1カップ
塩 小さじ4分の1
鍋で炊く場合
①タカキビはよく洗って、水につけて一晩置く。
②ざるにあげ、水気を切って鍋に入れる。水と塩を加え、フタをして強火にかける。
③煮立って1分ほどしたら中弱火で5分、とろ火にして10〜15分炊く。
④火から下ろして10分蒸らしたら、フタを開けて木べらで大きくほぐしておく。
炊飯器で炊く場合
少量炊きの炊飯器を使います。洗って水を切ったタカキビと水(カップ1杯のタカキビに水1.5杯が目安)と塩を加え炊飯スイッチon。
タカキビのハンバーグ
少し手間はかかりますが、栄養たっぷり、かつヘルシーに楽しめるハンバーグはおすすめの一品です!
ボリューム満点で、プチプチとした食感と野菜の甘みが楽しめます。
タカキビのハンバーグ(8~10個分)
【材料】炊いたタカキビ 全量(1カップ分)
人参すり下ろし 150g
玉葱のみじん切り 80g
ゴマ油 適量
小麦粉 3分の2カップ
パン粉 4分の1カップ
塩 小さじ1
しょうゆ 少々
【作り方】
①玉葱は、ゴマ油でさっと炒め、小さじ4分の1の塩をふっておく。
②材料を全部混ぜ合わせ、残りの塩を入れる。
③ハンバーグ形にまとめ、大さじ4のゴマ油で両面こんがり焼く。
最初に裏返した時、フライ返しで押しつけて薄く大きなハンバーグにするのが、美味しさのコツ。
ケチャップがとっても合います。
タカキビだけで食べると少し苦み(ポリフェノールを含むため)もありますが、ハンバーグにするとタカキビのコクのある味と野菜の甘味や調味料で、味のバランスがとれて美味しくなります。
お肉にはないタカキビのつぶつぶとした食感や香ばしさが楽しめるのも魅力です。
また、タカキビは穀物なので、お肉に負けないボリュームでお腹いっぱいになり、子どもも大満足です!
我が家の息子はお肉の味と食感が苦手なのですが、雑穀料理は「美味しい!」と喜んで食べてくれます。
他にもアレンジがいろいろ楽しめます
他にも、ハンバーグ種を小さく丸めミートボールにできます。
ひき肉の代わりにいろいろな料理に使えますよ。
栄養価が高く、ヘルシーな雑穀。ぜひおうちで試してみてくださいね。
小菅村の雑穀は道の駅こすげでも購入いただけます。
※時期により取り扱いのない場合もございます。
●道の駅こすげ 物産館
今回、タカキビについてやレシピは、こちらの書籍やウェブサイトを参考にさせていただきました。
●ゆみこ(2010)『雑穀と野菜でつくる つぶつぶクッキングSTART BOOK』 学陽書房
●つぶつぶ公式サイト(リンク先:https://tubutubu-cooking.jp/)
今回ご紹介したレシピ以外にも、雑穀のさまざまなレシピが掲載されていますよ。