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山だから見られる!木に咲く花を見に行こう。

2018/05/24 ライター:青栁やすは

 

 

5月の小菅村は、新緑が気持ちのいい季節。

芽吹いた草木はだんだんと緑色が濃くなり、茶色だった山は青々と変化してきます。

春のサクラやツツジに続き、木々の花が見られるのもこの季節ならではです。

 

しかし、木の上に咲く花は、高くてなかなか気づきにくいもの。

せっかく咲いている花を見過ごしてしまうことも多いのではないでしょうか?

 

でも小菅村は山が近く、傾斜地が多くあるので、木の高さと道路の高さが同じなんて所がよくあります。

なので、高い木を間近で見ることが簡単にできるんです。


高い木に咲く花が、目線の高さ!


それでは、この季節にしか見られない、木に咲く花をご紹介します!

 

 

ハリエンジュ


花が、木にたっぷり付きます。


ニセアカシアとも呼ばれ、ハチミツが取れる木。

近づくと、甘~い花の香りが楽しめます。


花が、木にたっぷり付きます。


フジのように垂れ下がった花をたくさん咲かせるので、遠くからでもよく目立つ木です。

 

 

トチノキ

 

 

円錐形の特徴的な花を付けるトチノキ。

遠くから見ると黄色っぽい白い花ですが、近くで見ると赤い模様の小さな花が、円錐状にたくさん付いています。

葉っぱも大きな木で、秋になるとクリの様な実がなります。

このトチノキの実を餅に混ぜて、とち餅として食べられたりします。


にょきにょきと、円錐形の花を咲かせます。


 

ミズキ

 

 

アジサイの様に、小さな細かい花をたくさん咲かせる、静かな花。

江戸時代、小菅村ではミズキの材で箸を作り、「白木の箸」として幕府に献上していたそうです。


枝が階段状になっているのが特徴。


階段状になった枝に、白い花をたくさん付けるので、遠くからでも分かりやすいです。

 

 

ホオノキ

 

 

朴葉(ほおば)焼きなど、大きな葉っぱで料理を包むなどとしても使われます。

包(ほう)むという言葉が、ホオの名前の由来だそう。

葉も大きいですが、花も1520cmと日本の木の中で一番大きく、木の花の王様と呼ばれます。

ハスの様に品があり、甘い香りがします。

 

 

ヤマボウシ

 

 

4枚の、とがった花びらが特徴的。

街路樹や庭木にもよく使われるので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。

ハナミズキと同じミズキ科なので、花がよく似ています。

秋に付ける赤い実は、バナナのように甘いんだとか。

 

 

この季節、小菅村だからこそ間近で見られる花を見に来てみませんか?


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    青栁やすは

    愛知県から小菅村に嫁ぎ、3人の子育てをしています。保育所の体育講師をしながら、小菅村の伝統工芸の「きおび」を使って、作品作りをしています。村に来る前は、環境教育に携わる仕事をしていました。小菅村でのスローライフを研究中。Instagramはこちら

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