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小菅村でソロキャンプpart3! 焚火にロープワーク、キャンプの基本技術をご紹介

2020/01/07 ライター:川の冒険者

 

 

小菅村といえば山、

山といえばアウトドア、

アウトドアといえばキャンプ!

ということで、ソロキャンプを愛する筆者が「ソロキャンプであると便利な基本となる道具」に続き、「キャンプの手順」をご紹介しました。

 

キャンプで使う技術はレジャーでキャンプを楽しむためだけでなく、山での遭難や台風・地震などの災害でのサバイバル(生き残ること)にとても役に立ってきます。

今回は非常時にも使える「キャンプの基本技術」について、詳しい方法などをご紹介していきます。

 

 

ペグ打ち

 

 

テントが風などで飛ばされないように、ペグ(杭)を地面に打って固定します。

ペグは上写真のように、テント側に向けて打ち込みます。

テントの四つ角の対角線上にペグがくるよう打ち込むことがポイントです。

(外れにくくなります。)


ハンマーがあると打ち込みやすいですが、その辺にある大きめの石で叩いても打ち込めます。

囲いがある場所にペグ打ちされています。


 

ロープワーク

 

テント泊で特に強風が吹くような状況の時は、パラコード(パラシュートコード)というロープを使って飛ばされないように固定をする必要があります。

また、テントの屋根代わりにタープ(シート)を張る際はパラコードを多用しますので、覚えておくと便利です。

今回はよく使用する3種類の結び方をご紹介します。

 

ツーハーフヒッチ

誰もが使ったことがある「ひと結び」を2回繰り返し、より解けにくくした結び方です。

テントやタープにロープを結び付ける際はこの結び方をよく使用します。

 

クローブヒッチ

別名巻き結びと呼ばれる結び方です。

木や杭にロープ結び付ける際によく使用します。

 

トートラインヒッチ(自在結び)




結び目を動かすことでロープの長さを自在に変えることが出来ます。

長さ調整をしてロープを張ることで、テントやタープを固定する際に使用することが多いです。


自在金具という同じ役割をしてくれる金具もあります。


以上の3種類の結び方は覚えておくと便利です。

動画サイトなどで名前を調べると、分かりやすく結び方を解説している動画がたくさんあります。

是非ご自宅でも練習をしてキャンプに活かしてみてください。

 

 

火おこし

 

 

キャンプにおいて焚火は小さな太陽です。

体を温めてくれたり、暗い夜には明かりを照らしてくれます。

また食べ物を調理するうえでも非常に重要となります。

 

薪(まき)拾い

火をおこすために薪を集めます。

薪は出来るだけ乾いている状態のものが良いので、拾う時間帯は日が一番昇っていて乾きやすい昼間がベストです。

また乾いている枯れ枝は、あまりしならずに手で簡単に折れるのでそれも目安になります。

薪を集めたら適当な大きさに折り、太さを3~4種類に分けます。


焚(た)き付けは薪に火をつけるために燃えやすいものを使います。手に入りやすく油を多く含んだ杉の葉を使うのが一番簡単です。


火床と薪組み

火床には色々な種類がありますが、今回は後処理も簡単な穴を掘って行うスタイルをご紹介します。

まずスコップなどで適当な穴を掘ります。


木を立てかけるので、土は奥側に寄せておくといいです。


次に、焚き付け⇒細い薪⇒中くらいの薪⇒太い薪の順番に、下から立て掛けるように置いていきます。

こうすることで焚き付けに着火し、燃えやすい細い枝から太い枝へと順番に上手く火が回っていきます。


薪を立て掛けるのに、寄せた土の代わりに枕木を置くこともあります。


着火

着火の方法も、火打石やメタルマッチを使用するなど様々な方法があります。

今回は、簡単なライターとガムテープを使った方法をご紹介します。

ガムテープはだいたいの家にあるもので、手に入りやすいのでオススメです。

一度ライターで火を着けてしまえば、着火剤のようにしばらく火を灯し続けくれます。


ガムテープは2~5cmほどあれば十分です。

着火したガムテープを中心部に入れて、焚き付けに着火させます。


焚き付けに火が付いたら組んでいた周りの薪をゆっくり寄せて、熱が中にこもるようにします。

このとき強く押し付けると火が消えることがあるので、ゆっくり優しく寄せるのがポイントです。


中くらいの太さの薪まで着火したら一安心です。ある程度の大きさの火が起きれば、湿っている薪でもゆっくり乾きながら燃えてくれます。


火の大きさは必要最小限に止めるのが上手な焚火です。

必要以上に大きな火は燃料の無駄使いになることや、乾燥した場所であれば最悪火事の危険性も出てきます。

 

後処理

焚火をした後は、必ず後処理をしてください。

最初にやることは火が残らないように、燃やしきるか水をかけて消火をします。


火を消火した状態の焚火跡です。この状態で帰らないようにしてください。

残った燃えカスは太い木の枝などで潰して細かくしていきます。

どうしても細かくならない大きな燃えカスは回収します。


燃えカスが細かくなったら、掘った火床を埋めていきます。

このとき出来る限り自然の状態に戻すために地中にあった土は地中に、表面にあった土は表面にしてあげます。


最後にしっかり地面を固めて元の状態にして完了です。

最後にも埋めた場所に水をかけてあげると安心です。


焚火の後処理はただ水をかけて火を消しただけで終わるのではなく、焚火をした痕跡を出来る限りなくし自然の状態に戻してようやく終了となります。

近年、直火での焚火を禁止するキャンプ場も増えておりますので、焚火のマナーはしっかり守り、直火での焚火は許可されている場所でのみお楽しみください。

小菅村にある玉川キャンプ村は、直火OKです。

(※焚火は許可されている場所以外では絶対にやらないようにお願いいたします。)

 

 

さいごに

 

3回に分けてキャンプについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

キャンプは楽しいのはもちろん、災害時などの非常事態の場面でも道具と技術が身に着いていれば非常に役に立ちます。

ここでご紹介したこと以外にも様々なキャンプ術がありますので、はまってしまった際は是非色々挑戦してみてください!

 

 

<前回の記事>

・小菅村でソロキャンプ!初心者必須の7つ道具とは?

・小菅村でソロキャンプpart2! 非常時にも役に立つ、キャンプの手順をご紹介

 

 

撮影場所: 玉川キャンプ村

HP:https://www.tama-camp.com/

電話番号:0428-87-0601

 

 

<前回の記事はこちら>

小菅村でソロキャンプ!初心者必須の7つ道具とは?

小菅村でソロキャンプpart2! 非常時にも役に立つ、キャンプの手順をご紹介

 


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川の冒険者

小菅村で釣りや狩猟、山菜採りにキノコ採りをして暮らしています。好きなものは旨い食べ物と、可愛い女子。愛車はパジェロミニとRMX250S。苦手なことは家でじっとしていることです。

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