美味しくジビエを食べたい!鹿バーグでカフェ風ランチ
2020/06/18 ライター:佐藤葵
小菅村は自然豊かな山々に囲まれた地域であるため、シカ・イノシシなどの野生動物と共に暮らしています。
可愛らしい姿ではありますが、時として村民の畑を荒らす厄介者でもあるのです。
沢のワサビ、畑のじゃがいも、里芋、とうもろこしなど食べ頃になるとやってきて食べてしまうのです。
昔から小菅村には狩猟文化があり、鹿や猪を捕獲してきました。
しかし猟師が減ったことや、全国的にも鹿が増えすぎて困っています。
共存できればいいのですが、そうもいかないのが山での暮らしです。
イノシシやクマの餌となる木の実などが不足する年は、民家のあたりまで降りてくることもあります。
人間も電気柵を設けたり対策は講じていますが、難しい問題です。
村の若者が設立したboonboon(ブンブン)という鳥獣害対策ベンチャー企業
小菅村に住んでいる若者が害獣対策として駆除する鹿や猪を有効に活用しようと創られた会社です。
罠で捕獲した野生動物を、専用のジビエ解体処理施設で食肉として適切に処理し、加工・販売しています。
道の駅こすげにて一般向けにも販売をしています。
今回ご紹介する「鹿バーグ」は、山梨県小菅村で捕れた鹿肉を100%使用しています。
美味しく食べて頂くために、料理アレンジ方法を3パターンご紹介したいと思います。
鹿バーグの美味しい焼き方
パッケージの裏側にも調理方法が記載してありますが、基本は蒸し焼きが1番美味しいそうです。
鹿肉は焼きすぎると固くなってしまうので、蒸し焼きにすることでやわらかく仕上がります。
①フライパンを温め、油をひいて鹿バーグを置く
ちなみに鹿バーグは解凍せずに、凍ったままフライパンに入れましょう。
そうすることで、型崩れを防ぎます。
②水をさして蓋をして、強火で3分。(鹿肉バーグ1個に50ccを目安にしてください。)
③裏返してさらにさし水をして3分。
④竹串を刺して透明な肉汁が出てきたら焼き上がりです。
鹿バーグには下味が付いているので、そのままでも美味しく食べられますよ。
1品目はヘルシーバーガー
バンズに挟んでハンバーガーはいかがでしょうか?
2品目は王道のハンバーグプレート
ハンバーグを焼いたフライパンにケチャップを加えてソースを作りました。
3品目は十穀米でロコモコ風
ビタミンやミネラルなど白米では取りにくい栄養素を含んだ十穀米と野菜たっぷりの健康的なプレートです。
いかがでしたか?
焼くのは同じですが、一手間加えて美味しそうな品々になりました。
鹿肉は高タンパク・低カロリーで栄養が豊富です。
牛肉と比べて脂質が5分の1、カロリーは半分以下なのに鉄分は1.7倍と、特に女性には嬉しいお肉。
自然からの贈り物を大切に頂きたいと思います。
【こちらで購入できます】
●道の駅こすげ 物産館
佐藤葵
小菅村に住み始めて10年が過ぎました。 家族と共に小菅村を楽しみながら暮らしています。ここ数年の夏は家庭菜園で野菜作りも始めました。近所の達人に助言していただきながら修行中!