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小菅村のふるさと納税について、担当者に聞いてみた

2021/10/07 ライター:寺田寛

 

 

最近CMやニュースでたびたび取り上げられる「ふるさと納税」。

あなたはしたことがありますか?

 

小菅村も昨年度は過去最高のふるさと納税額となり、今年は道の駅としては全国初となるふるさと納税自動販売機を設置するなど、新たな取り組みをスタートさせています。


2021年6月から道の駅こすげに設置されたふるさと納税自動販売機


小菅村のふるさと納税をやってみた、という体験記事についてはこちら

村外ライターレポ|自宅にいながら小菅村を応援!ふるさと納税をしてみました。

 

今度は小菅村側がどんな想いでふるさと納税を受け付けているのか、どんなふうに使われていっているのか、是非とも聞いてみたい!

ということで、小菅村役場のふるさと納税担当者を直撃しました。

 

 

そもそもふるさと納税って?

 

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に、寄附(納税)ができる制度です。

 

寄附金のうち2,000円を超える部分については、手続きをすることで所得税の還付や住民税の控除を受けることができます。

また寄附金の使い道を指定することができ、ふるさと納税した自治体から「お礼の品」を受け取ることもできる仕組みになっています。

 

詳しくは以下の、小菅村ふるさと納税特設ページをご覧ください。

https://ko-kosuge.jp/furusato/flow/

 

 

早速インタビュー!小菅村へのふるさと納税の現状は?

 

 

早速、小菅村役場に行き、ふるさと納税担当の方にインタビューをしてきました。


ふるさと納税担当の方からお話を伺いました


Q. いきなりで恐縮なんですが、今年度のふるさと納税での寄附状況はどうですか?

 結構あるんですか?

 

A.2021年度は、7月末時点で250万円前後くらいですね。

ふるさとチョイスや楽天ふるさと納税がやっぱり多いですが、2021年6月に道の駅に設置した自動販売機からも申し込みを頂いています。色々な方に関心を持っていただけて、とてもありがたいです。

 

Q.前年度の寄附件数が過去最高でしたが、何か特別なことがあったんですか?

 

A.去年は新型コロナウイルスによって多摩源流まつりが中止になり、行き場を失った生産者さんの特産品をふるさと納税の返礼品にすることにしました。

過去に寄附をしてくれた方へのお手紙やTwitterでの告知により、多数のご寄附をいただきました。

 


新型コロナウイルスにより2年連続で中止となった多摩源流まつり。毎年小さな村に1万人の人が集まり、それに合わせて生産者さんも準備をしています。


Q.そもそも、今年からインターネットでのふるさと納税の受付を始めた経緯ってなんなんですか?

 

A.今までも小菅村は郵送やFAXでふるさと納税の受付をしており、毎年寄附していただいている方もいました。

ですが、より多くの「小菅村を応援してくださる方」に気軽に納税していただけるように、また小菅村を知らない人にも小菅村を知っていただけるきっかけになるように、サイトでの受付を始めました。

 

 

寄附金は何に使われているの?

 

Q.いろんな人が気になることだと思うんですが、これまでのふるさと納税の寄附金って何に使われたんですか?

 

A.主には「子宮頸がんワクチンの助成」、「村民体育館の建設費用」、「村営バスの購入」の3つです。

村民体育館は2012年に完成し、村や県産材の木材をふんだんに使っています。

 

 

小中学校の子どもたちだけでなく、村で開催する敬老会などの行事でも使われる小菅村の重要な施設の一つです。

 


村営バスは2018年に「村長おまかせメニュー」で購入させていただきました。


その名もふるさと納税号!


小菅村の村営バスは「デマンドバス」となっており、電話一本で村内を移動することができます。

子どもからお年寄りまで、さまざまな年代の村民に利用いただいています。

 

 

ふるさと納税への想い

 

Q.ふるさと納税に携わっていて思い出に残っていることなどがあれば教えてください。

 

A.サイトでの受付や郵送でのやり取りの際に、お手紙やメッセージをくださる方もいて嬉しいですね。

自然を守ってほしいということや、小さな村だから応援していますといった様々なお言葉をいただいています。

こういったメッセージを見ていると、本当に村のことを想って寄付してくださっているんだなと思って、とてもありがたいですね。

 

 

Q.今後、ふるさと納税の寄附金で「こんなことに使いたい」などあれば教えてくれませんか?

 

A.現在小菅村では、ご寄附の用途として以下の4つからお選びいただける形にしています。

森と水と川を守る事業

未来の子どもたちを育てる事業

上下流の交流を促進する事業

村長おまかせプラン

 

個人的には、小菅村は源流の郷ということもあるので、自然を守っていくような事業などにもっと活用できたらと思いますね。


小菅村の豊かな自然から生まれた水は、多摩川へと繋がっています


Q.担当者として、今後こうしていきたいというのがあれば教えてください。

 

A.色々な返礼品を掲載して、「村にこんな特産品があるんだ」と知ってもらい、実際に村に来てもらい、もっと好きになってもらえたら嬉しいですね。

 

 

 

ふるさと納税が創る、未来の小菅村

 

ついつい「返礼品競争!」や「お得になる!」といったイメージが先行しがちなふるさと納税。

でも実は、地域への応援や想いを受け取り、それに対してお礼の品(返礼品)を贈るという、暖かなキャッチボールが成立しているんだなということを実感しました。

 

興味を持たれた方はぜひ、一度小菅村のふるさと納税サイトを見てみてください

https://ko-kosuge.jp/furusato/

 

 


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寺田寛

小菅村の魅力を世界に発信すべく、様々なツアーを企画・運営しています。最近の悩みは自分が「雨男」になってきていること。晴れ男になる方法を知っている方はぜひ教えてください!

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